マンション経営をして資産運用をするとなると、必ず関わってくるのが税金ですよね。一口に税金といっても、さまざまな種類があります。対策によっては節税も可能ではありますが、どんな税金が一番ネックに感じやすいものなのでしょうか。今回は、所得税と固定資産税、相続税の3種類の税金において、気になるものはどれなのかを聞いてみました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

税金が高いのが気になる?払い続ける固定資産税がネック!

アンケートの結果、最も回答が多かったのは全体の約6割を占めた「固定資産税」でした。

・マンションの大きさにもよると思いますが固定資産税が年間いくらかかるのかが気になります。(30代/男性/会社員)
・せっかく稼いでも固定資産税でかなり税金がとられると聞いたのでこれが気になりました。(30代/女性/無職)
・たとえ空き部屋があって、家賃収入が得られない場合でも、建物の固定資産税はかかってしまうので。(50代/男性/専業主夫)

 

まず、どれだけの費用がかかるのかがわからなくて不安に感じているように見受けられる方が多数いました。

かなりの税金を取られる固定資産税ですから、具体的にどれだけの金額がかかるものなのか、きちんと把握しておきたいものなのかもしれませんね。

また、マンション経営だからこそ、入居者数の状況に影響されることなく、払い続けなければならない固定資産税をネックに感じやすいようです。空室が多い場合はそれだけ固定資産税の支払いが重くのしかかるという点から見ても、固定資産税に対しての不安や不満は感じやすいと考えられますね。

【二番目に多い回答(※「その他」を除く)】

収入額に関わる所得税!利益がどれくらいになるか気になる?

次いで多かったのは「所得税」でしたが、「相続税」を選んだ方と僅差という結果になりました。
・やはり収入によって変動する税金なので、最も気にすることになると思う。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・所得の為にやっているので、そこのところがどれくらいの税金になるのか気になる(20代/男性/無職)
・所得が多くなったときにどれくらい税金を支払わなければならないのか気になります。(20代/女性/専業主婦)
・相続税は年々高くなっており、大枚はたいて購入したマンションも相続税の関係で二束三文になってしまいかねないので。(20代/女性/専業主婦)
・相続する際にもっともお金がかかるからです。相続しても払えなくてマンションを放棄するとなったら残した意味がない。(20代/女性/会社員)
収入額に大きく関わる所得税は、利益を得るためにマンション経営をする以上、気になる部分であるようです。

所得税がどれくらいの額になるのかがわからなくて不安という気持ちもあるかもしれません。

しかし、所得税を差し引いたら結果的にどれほどの利益になるものなのかを知っておきたい気持ちもあると考えられますね。相続税に関しては、他の税金よりも金額が大きい点がネックに感じている方が目立ちました。回答を見る限り、相続後のマンション経営に支障をきたす可能性を思案していると言えそうです。

ネックに感じるポイントは多数!先を見据えた資産運用を!

今回のアンケートでは、マンション経営において最もネックに感じやすい税金は「固定資産税」であることがはっきりとしました。

他の税金とは違い、入居者の有無や所得額に影響されることなく、継続して払い続ける点が大きな要因であると考えられます。他の税金にしても所得が大きくなることによる影響や、相続時の問題など、ネックに感じるポイントは多数あるようです。いずれにしても先を見据えた資産運用を行うために、具体的な金額については予めシミュレーションしておいたほうがよさそうですね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年07月26日~2016年08月09日
■有効回答数:100サンプル