投資家一本で食べていくのはリスクが伴うので、サラリーマン投資家として不動産投資をする人は増えています。しかし、サラリーマン投資家の場合、不動産収入以外にも所得があるので、税金の支払いなどにも違いが出てきます。
そこで、サラリーマン不動産投資家は会社設立した方がお得があるかどうか、アンケートを取って聞いてきました。
※一番多い回答「その他」を除く
メリットがないのみならずデメリットがある?!
わずかの差で、サラリーマン投資家は会社設立の必要はないと答えた人が上回りました。
・就業規則違反になる恐れがあるため会社設立はリスクが高いのでデメリットのほうが大きい。(40代/男性/会社員)
・本業での収入が安定していても、資金があったとしても、果たして運営していけるのか将来の方向性を見極めておく必要があります。投資金額が大きいだけにリスクは高くなります。節税対策や私的年金代わりになるといったメリットばかりではないでしょう。(40代/女性/その他専門職)
・家族名義であっても何かと面倒なことが起こりそうな気がするから。(50代/女性/専業主婦)
・実際に会社を設立した友人に話を聞いたことがあるが、あまりメリットを感じなかったから。(20代/女性/会社員)
・会社を設立した後経営がうまくいけばいいですが、必ずうまくいく保証がないのでいいえを選びました。 特にメリットも浮かびませんでした。(30代/女性/無職)
サラリーマンの場合、会社によっては就業規則に違反することもあり、会社設立自体が難しいという指摘もありました。
その他の意見では、会社を設立するまでの手間を不動産投資にかけたくないという本音がうかがえる結果となり、また、メリットがないだけではなくデメリットがあると考える人もいて、
サラリーマン投資家は会社を設立する際のリスクも考えた方がよいことがわかります。
節税したいなら会社設立は良い方法
続いてメリットがあるとした意見です。
・税理士を雇った場合など経費で落とせるものが増えるため節税になる上相続税対策にもなる。(20代/男性/学生)
・いずれ資産が増えた場合、会社設立していれば、費用を全額計上できるので。(30代/男性/会社員)
・少しでも税金を安くするためには法人にしたほうが良いと思うので(20代/男性/学生)
・起動にのれば、いつまでも、定年まで、会社を続けなくてもいいし、老後の足しにできる。(20代/女性/会社員)
会社設立にポジティブな意見を持つ人は、会社を作ることによって節税効果があることを指摘していました。
会社を設立すれば不動産投資に係る経費を計上できるので、資産を少しでも守ることにつながるようです。
また、投資が軌道に乗れば会社を辞めて投資一本にシフトできるという考えもあり、副業をしっかりとさせておくと将来的に何かあっても安心なのかもしれません。
投資へのやる気が会社設立の別れ目
以上のアンケートの結果から、サラリーマンをしながら不動産投資をする人が会社を設立するには、
メリットとデメリットの両面があることがわかりました。
不動産投資に対して高いモチベーションを持っている人は会社を作ってもよいのかもしれません。
一方で、会社を作って維持していくということは、時間も労力も必要となってくるということです。
ライト投資家とヘビー投資家で会社を作るかどうかは別れることでしょう。
いずれの場合も就業している企業の就業規則に守って、楽しく投資を続けていきましょう!
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年05月10日~2016年05月24日
■有効回答数:100
【記事筆者】
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