老後の生活の安定、サラリーマンの副業、相続税対策などアパート経営をしてみたいと考えている人は年々多くなっています。ライバルが増えていく中で確実に利益をあげたいと考えるなら、魅力ある物件選びが重要なカギとなります。そこで今回はアパート経営を考える人に、物件選びは何を重視して考えるかアンケートにまとめてみました。
【一番多い回答(※「その他」を除く)】
駅近人気がナンバーワン!立地条件が決め手に
アンケートの結果、駅から近いなどの立地条件を重視するという意見が一番多い結果となりました。
・立地はアパートの価値を決める重要なポイント。単に駅近など公共交通機関からの立地だけではなく、住居としてのニーズ需要がどれだけあるのかが大切。(40代/女性/専業主婦)
・働いている人が大多数だと思うので、駅が近い方が便利だからです。(30代/女性/会社員)
・駅近などの立地条件が良い場所がやはり人気だし、多少古くても希望する人は多いと思うから。(30代/女性/専業主婦)
立地条件の良さは入居率の高さと密接に関係することから重視するという意見が多く目立ちました。
都市部では移動手段として電車などの公共交通機関を利用することが圧倒的に多いので、駅から近いということはアパート経営には欠かせないポイントのひとつといえます。また、駅から近いという付加価値が高いため中古物件でも人気があり、空き家のリスクを防ぐ意味でも人気が高いようです。
【二番目に多い回答(※「その他」を除く)】
人気の高いエリアで高収入をゲット!
アンケートの結果2番目に多かったのが人気の高いエリアという意見でした。
・入居がいないと話になりませんので、賃貸率が高く独身者が多い街などを優先します。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・人気が高いエリアであれば、空室になったときもすぐに次の入居者が決まりそうだから。空室の状態はなるべく短いほうが良い。(30代/女性/専業主婦)
・現在は知名度が低くても、近々商業施設を建設する予定があったり、オリンピックがあったりすると人気が出ると思うからです。(30代/女性/公務員)
人気の高いエリアは入居者の回転率が高く、空き家のリスクを減らせることから人気となっています。
独身者向けのアパートや中古物件であっても需要が高く、物件数も多いことから自分の予算に合った物件を購入できる可能性も高まります。現在比較的知名度が低いところでも将来的に発展しそうな場所を見極めることでより効果的な投資となりそうです。
【三番目に多い回答(※「その他」を除く)】
お洒落な内装や家具など室内設備の充実も大切!
アンケートの結果3番目に多かったのが室内設備の充実という意見でした。
・アパート経営は、空き室を出すことを避けなければいけません。設備が充実してると、住居年数も長くなり空き室が出る確率が減るのではないかと思います。(40代/女性/契約派遣社員)
・多少立地条件が悪くても室内の設備が整っていれば入居した後に自分で設置したり、購入したりという手間がないので入居したいという人は多いと思うので。(30代/女性/専業主婦)
使いやすい間取りや室内設備の新しさなど室内環境を充実させることで住人の満足度をあげ、長く暮らして欲しいという意見が多く見られました。駅近や人気エリアの物件は人気があるぶん購入費用も高くなり、予算が届かないこともあります。比較的安く購入できるエリアの物件でも室内環境を整えることで物件価値を上げ、入居者の支持を得ることができるのでアパート経営においては大きなプラスとなります。
【四番目に多い回答(※「その他」を除く)】
目指すは低コスト高収入!アイデア次第で可能?
アンケートの結果4番目に多かったのがコストの低さで、続いて外観の魅力になりました。
・コストパフォーマンスが何をおいても1番でしょう。それがあってこその物件条件。(40代/男性/公務員)
・アパート経営をするためにはランニングコストがかかるのでコストの低さが大切です。(30代/男性/会社員)
・何度も引越しをしている経験から、一番重要なのは外観だと思うので。物件を選ぶ際、わざわざ古い汚い物件は選ばないと思うので。(40代/女性/パートアルバイト)
アパート経営はある程度のランニングコストを覚悟しなければなりません。
そのため初期投資にいくらかけるかも重要な決め手となってきます。せっかく安く手に入れてもその後補修費が莫大にかかるようでは意味がありません。長い目で見て判断することが必要です。また、自身のアパート選びの経験から外観の魅力をあげる人もおり、あまり外観が悪いアパートは入居率が心配という意見もありました。
駅近や人気エリアの立地条件は安定人気!コスト管理も重要に
駅から近い、人気のエリアという物件はやはり高い人気となりました。
予算があるのであれば立地条件にこだわって選ぶことが空き家のリスクを減らし、安定した収入を得られるカギとなりそうです。一方でランニングコストを重視するならば立地は多少悪くても内装や外観にこだわり、物件に新たな価値を足すことで入居者の満足度を上げる方法もあります。無理のない予算内で最高の物件を探すためには、初期投資と今後のランニングコストも考えて決定したほうが良さそうです。
■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100
【記事筆者】
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