マンション経営は、何十年にも渡って安定した不労所得を得られる魅力的なビジネスです。しかも、サラリーマンをしながらでも経営が可能なので、サイドビジネスにも最適です。しかし、マンションの建築や購入に多額の資金が必要なため、リスクは決して低くありません。そこで、マンション経営で直面しやすい危険と、それを回避する方法について解説をしていきます。

☆借り手不在のリスクを解消!物件の立地条件は最優先!

マンション経営を検討するにあたっての最優先事項は、なんといっても立地条件です

極端な話、いくら土地が安いからといって山奥にマンションを建てても、借り手が付かない可能性が高いでしょう。

現代社会で生活する上で最も大切なのは交通の便です。特に、駅が近くにあると遠距離移動が楽にでき、生活の利便性が一気に高まります。

そのため、駅に近いほどマンションはすぐ満室になりやすく、遠くになるにつれて空室が目立つ傾向にあります

しかし、これらの条件をすべて満たす物件を探すのは困難です。

もし、見つかったとしても、その価格はとてつもなく高いものになるでしょう。ビジネスチャンスが大きくなる代わりに、リスクも跳ね上がってしまいます。

 

そこで重要なのは、ターゲットを見極めて、本当に必要な条件だけに絞りこむことです。

例えば、ターゲットが独身サラリーマンや単身赴任の男性の場合、近くに学校や公園があるなどといった条件は、全く重要ではありません。

何より大切なのは、駅や勤務地に近くなるべく安い家賃で住めることです。

逆に、ファミリー層がターゲットならば、学校公園が近く騒音が少ない環境の重要度が増してきます。このように、ターゲット層を念頭に置きながら探していけば、割安で立地条件の良い物件が見つけやすくなるでしょう。

☆設備の満足度を高めよう!設備陳腐化による解約リスク

いくら立地条件が良いマンションでも、設備が物足りなければ魅力も半減してしまいます。

仮に、マンションを建てた当初は、文句のつけようのない設備だったとしても、何年も経つ内に、周辺には最新設備を揃えたマンションが立ち並んでいきます。

そんな中で、古い設備のままでは、新たな入居者が集まらないばかりか、今まで住んでいた人たちも新しいマンションに引っ越していかないとも限りません。

そのリスクを回避するにも、定期的にマンションの設備を見直す必要があります。
まず、エアコン、セパレートの浴室などは、今やあって当たり前の設備になっています。

また、近年になって特に要望が高まってきているのが、宅配BOXです。

インターネットの普及により、通販で手軽に買える便利な世の中になりました。その一方で、不在の際は荷物が受け取れないという弱点もあります。しかし、鍵付きの宅配ボックスがあれば、その弱点をクリアでき、より便利になるというわけです。

まず、エアコン、セパレートの浴室などは、今やあって当たり前の設備になっています。また、近年になって特に要望が高まってきているのが、宅配BOXです。

インターネットの普及により、通販で手軽に買える便利な世の中になりました。その一方で、不在の際は荷物が受け取れないという弱点もあります。しかし、鍵付きの宅配ボックスがあれば、その弱点をクリアでき、より便利になるというわけです。

さらに、防犯意識の高まりからTV付きインターフォン防犯カメラなども必需品になりつつあります。他にも、追い焚き機能付きのお風呂温水洗浄便座浴室乾燥機などが、要望の高い設備として挙げられます。
これらは、ひと昔前までは高値の花でしたが、今や設備コストが下がり、普及が進んでいます。したがって、周辺マンションの情報を集めつつ、予算との兼ね合いを考えながらできるだけ早く需要の高い設備を取り入れるのが、経営リスクを下げる手段として有効です。

☆耐震性を重視しよう!地震リスクと安全性について

マンション経営のリスクとして、意外と見逃されがちなのは建物の耐震性です。

もし、大地震が起こって入居者の中に死傷者が出れば、マンションのオーナーが賠償金を払う可能性が非常に高いのです。

賃貸オーナーには入居者の安全を確保する義務があります。そして、被害があった後でマンションに瑕疵が見つかれば、その事実を知っていたかどうかに関わらず、賠償責任が生じます。

それを考えると、安いからといって古いマンションを購入するのは大きなリスクを伴います。特に、1981年以前に建てられたマンションは危険です。新耐震基準を満たしていない建物が多く、阪神大震災でも多くの被害をもたらしました。耐震診断を受けて基準を満たしているかを確認する方法もありますが、それだけでも数百万円の費用が必要です。

しかも、その結果不合格となれば、補強工事に数千万円以上のコストがかかるケースも十分考えられます。そうなっては、何のために安いマンションを購入したのか分からなくなってしまいます。

 

また、1981年以後に建てられたマンションであっても、古くなってコンクリートが劣化しているかもしれません。
したがって、マンション経営を始めるのであれば、新築か築5年以内の浅築の方が安心です。しかし、それも年月が過ぎれば徐々に劣化していくので、コスト面を含め、将来的な修復工事の問題をあらかじめ検討しておくことが、地震リスクの軽減に繋がるでしょう。