終身雇用制が崩壊しつつある現在、会社で得られる収入だけは不安ですよね。いつリストラの対象になるかもわかりませんし、給料が減らされる可能性も十分あります。そのため会社以外の収入源を確保し、リスクヘッジをはかりたい人も多いのではないでしょうか?会社以外の収入を得る方法はいくつかありますが、社会人に適しているのが不動産投資です。空き室がない限り毎月安定した家賃収入を手にすることができ、なおかつ手間をかけずに行えるのがその理由です。

不動産投資を行う場合、一般的に不動産投資ローンを利用することが多いでしょう。数百万円から数千万円のまとまったお金を用意できる人はそれほど多くないからです。そこで不動産投資ローンを利用するための金融機関とその探し方について紹介していくことにします。

☆不動産投資専用の金融機関とは

不動産投資ローンもマイホームを購入する際に利用する住宅ローンと同様、不動産を担保に入れて融資を受けますが、その審査基準が違います。

住宅ローンの場合は利用者の返済能力が重視されるので、年収、職業、勤務先などが審査されます。これに対し不動産投資の場合は利用者の属性よりも投資対象不動産の収益力を重視して審査を行います。

不動産投資をする場合、投資専用の金融機関を利用したほうが条件を満たしやすいです。

不動産投資専用の金融機関を選べば、審査通過のハードルが下がり、一般の社会人でも融資してもらう可能性が高くなるでしょう。不動産投資資金の融資を積極的に行っている金融機関がいくつかあります。

具体的には住信SBI銀行オリックス銀行スルガ銀行シティバンクなどです。

どこも申込から融資、決済までの期間が早めで、投資系不動産会社と提携していることが多いなどの特徴があります。不動産投資専用の金融機関を利用したければこれらの金融機関から選ぶと良いのではないでしょうか。

☆メガバンクで不動産投資ローンを借り入れるには?

三菱東京UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行など複数のメガバンクが不動産投資ローンを提供しています。メガバンクは金利が低い、融資の期間も長い、エリアに制限がないなど他の金融機関に比べて、融資条件が優遇されているのが特徴です。

そのため不動産投資のために融資を受けるのであればメガバンクが理想的だと言えるでしょう。
ただメガバンクは融資条件がいい反面、審査通過の条件も厳しくなります。

メガバンクが融資しようとしているのは収入の高い人か地主で、一般の社会人が申込をしても審査に通過するのは簡単なことではありません。

しかし一般の社会人がメガバンクから借り入れできないわけではなく、工夫次第で借り入れできます。

具体的にはまず頭金を物件価格の3割以上用意することです。

これにより融資額を抑えることができ、審査通過条件を満たせるようになります。

頭金が多ければ多いほど審査に通過できる可能性も高まるでしょう。それから経済情勢の状況や新しい試みを導入しようとしている場合、審査基準が柔軟になるケースがあります。このような時期に申込をすれば借り入れできることがあるかもしれません。

☆金利優遇を活用しよう!不動産投資ローンの見つけ方

不動産投資ローンでは、一般的に投資系不動産会社と提携している金融機関から借り入れすると

金利優遇が受けることが可能です。前述したとおり不動産投資専門の金融機関によく見られます。

またワンルームマンション投資やアパート投資のための融資を積極的に行っている金融機関は、多くの人に利用してもらうため、金利優遇措置を取っている場合があります。

このような金融機関を選べば低金利で融資を受けることが可能です。

金利が低ければ返済額も抑えられ、不動産投資で得られる利益も大きくなります。

不動産投資を成功させるためには、金利を重視して不動産投資ローンを選ぶことが大切だと言えるでしょう。