マンション、ワンルーム、駐車場・・・一口に”不動産投資”といってもその方法はいろいろとあります。それぞれに特徴がありますが、できればリスクを避けて利潤を追求したいですよね。不動産投資を始めようと思う人が知っておくべき投資のリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、一般的な不動産投資の方法の1つである「アパート経営」についてアンケート調査をしてみました。
【一番多い回答(※「その他」を除く)】
キッチリ回収したいけど・・・!?
7割を超える人がアパート経営はリスクが高いと感じているようです。
・アパートの借り手が常に埋まるとは限らないので、空室になった時のリスクがあるから。(50代/女性/専業主婦)
・購入した物件の状況によりますが、当然ながら全室が埋まるとは限らないのでリスキーだと思います。(40代/女性/専業主婦)
・入居者が決まらない、家は傷むので定期的にリフォーム費用がかかる、などお金がかかるイメージや儲からない可能性があるリスクを感じます。(40代/女性/専業主婦)
・知人が不動産の賃貸をしているが、絶えず家賃の不払いや、建て替えなどの時の立ち退きなどの苦労話を時々聞いているので。(50代/女性/専業主婦)
一番多く挙がったのは部屋が埋まらないことに対する懸念でした。
確かにそもそも部屋に人が入らなければ家賃収入を得ることができず、利益を上げるどころか初期投資を回収することも難しくなってしまいます。また、経営をしていく中で建物が傷めば修繕が必要になり、お金が出ていくこともあります。「借り手がいない=収入がない」という状態は経営者にとって一番の脅威なのかもしれませんね。
【二番多い回答(※「その他」を除く)】
人々の生活は移ろい行くものだから・・・
一方、リスクは低いと考えている人も3割近くいました。
・条件のいい物件なら収入が確実に得られるし、景気に変動されることもないから。(50代/女性/専業主婦)
・身の丈に合った投資額と知識、立地条件などに間違いがなければリスクは高くないと思います。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・いい立地の物権が見つかればそこまでリスクは高くないと思う。ただ、今賃貸物件が多いので、安易に乗っかるのは怖い(30代/女性/自営業(個人事業主))
「マンションよりも部屋が埋まりやすいのでは?」という声が多数挙がりました。
確かにファミリー向けの物件の場合、1度入居したらある程度の期間は収入が見込めますが、反対に入居者がいない状態が続くということも考えられます。アパートに多い単身者向けの物件なら進学や転勤など引越しのタイミングがたくさんありますので、部屋が埋まりやすいと言えるのかもしれませんね。
虎穴に入らずんば!大事なのは知ること
今回の調査では、アパート経営にはリスクが伴うと考えている人が多いということがわかりました。
株や先物取引など他の投資に比べ、決められた家賃で収入を得る不動産は景気の波に影響されづらいという声もありましたが、そもそも借り手がいなければ成り立ちません。「空き室リスク」は常につきまとい、そのことに不安を感じてしまうのかもしれません。しかし、どんな投資であっても、全くリスクがなく儲けを得るというのはなかなか難しいでしょう。リスクについて知り、それに対しどのように判断するのか、という自分なりの価値基準を持つことが重要と言えるのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル
【記事筆者】
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