超がつく低金利の時代なので、いい投資先を探したくなる人が多いことでしょう。海外には日本より安い物件がたくさんあります。思い切って海外の不動産投資をやってみたいところですが、失敗したときのことを考えると・・・試してみてもいいのか考えてしまいます。
そこで、海外不動産投資で失敗する要素で共感できる点についてアンケートを取ってみました。

※1番多い回答「その他」を除く

日本の管理レベルにはかなわない?海外の管理品質

アンケートの結果、“現地の管理品質が悪い”が一番多い結果となりました。

・日本に比べて、外国人はやはり緻密な仕事ができないので、その点は非常に心配です。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・海外に出ると、良くも悪くも日本の品質への執着は異常なのではないか?と思いたくなるぐらい、海外の管理品質はいい加減です。(30代/男性/会社員)

・およそ日本では考えつかない様な常識で、管理が信じられない様な低い質で資産価値が下がってしまう。(40代/男性/会社員)

“現地の管理品質が悪い”と答えた理由として、海外の現地の管理品質への信用度が低いということが上げられていました。日本の管理品質に比べると海外の管理品質は全く常識がないレベルと捉えられていることが分かりました。

いい物件でも周辺の環境が悪ければどうしようもない?

二番目に多いのが、“物件の周辺環境が悪い”という結果になりました。

・海外だと治安が悪かったり、日本では考えられない環境があったりするので。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・物件の周辺環境が悪ければ、人が寄って来ません。何を投資しても無駄です。(60代/男性/無職)

・自分自身がいくら物件の魅力を高めようと努力しても、周りの環境に関してはどうすることもできないので(40代/男性/パートアルバイト)

“物件の周辺環境が悪い”をあげた理由として、ほとんどの人が治安が悪ければ借り手がつかないと考えていることが分かりました。いくら物件がよくても周りの環境は変えられないという意見もあり、周辺環境が悪ければ、どんなに努力しても借り手がつかないと考えていることがうかがえます。

為替のことは誰も読めない・・・努力が無駄になる可能性?

三番目に多いのが、“為替リスクがある”という結果でした。

・昨今の為替相場を見ているといくらいい物件でも為替リスクにより失敗する恐れは拭い去れませんね。(40代/男性/パートアルバイト)

・今は円安でドルで買ったものが円換算すると円べースで高くなるが、円高では円ベースで安くなってしまうからです。(30代/男性/その他専門職)

・海外不動産に投資をする場合には現地でいくら利益を上げても、日本とその国の通貨の為替で損をしたら何もならないと思うからです。(50代/男性/自由業・フリーランス)

“為替リスクがある”と答えた理由としては、為替の変動が大きい、現地で利益が出ても為替で損をすることがあるという意見がみられました。最近は為替の変動が大きくて、先読みが難しいところに海外不動産投資の難しさを感じていることが分かりました。現地で利益が出ても為替で損をしては意味がないので自分の力ではどうにもならない領域と考えているのでしょう。

安かろう悪かろうはホント?安くていいものもあるかも・・・

四番目が、“値段の安さに捉われやすい”という結果になりました。

・やっぱり「安い」というのは投資に限らず、どのような商品にとっても魅力的な要素だと思う。(20代/男性/学生)

・投資額が安いのは魅力ですが、安いのには何かしらの理由があるからですので注意しなければと思うからです。(40代/男性/パートアルバイト)

・国内不動産に比べて、物件の流通性が低いので安く購入できてもクロージングできない。(40代/男性/会社員)

“値段の安さに捉われやすい”と答えた理由として、安ければそれなりの理由があるのだろうという意見がほとんどでした。安くていい物件が見つけられれば一番いいのでしょうが、安ければ問題があるからだと最初から疑ってしまう傾向があることが分かりました。

計画的な海外不動産投資信頼できる業者をパートナーに!

アンケートの結果、一番不安なのは現地の管理が信用できないということでした。

現地の管理が信用できないのなら、日本の業者がしっかり管理しているところを検討するのがよさそうです。せっかくの投資のチャンスを逃すのはもったいないことなのかもしれません。海外の場合は為替の問題も出てくるので気を使いますが、グローバルな感覚を養うにはいい経験になるのかもしれません。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100