不動産投資信託、いわゆるJ-REITが投資する対象には様々なものがあります。
不動産投資と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはホテルやオフィスビルではないでしょうか。それ以外にも、商業施設や住居、物流施設に特化したJ-REITも忘れてはいけません。特に近年では、物流施設型J-REITが勢いを増していると言われています。では、物流施設への投資とはどのようなものなのでしょうか。
☆ホテルやビルだけじゃない!物流施設への投資という選択
不動産投資の王道であるホテルやオフィスビル、あるいは商業ビルへの投資のリターンは、テナントに左右されます。
これらテナントでは入退室が激しくなります。
つまり、テナントに入る企業もしくは店舗の状況に依存してしまうのです。
これはすなわち、景気に大きく左右されるとも言えます。
一方、物流施設への投資は、長期固定の賃料形態のため、景気に左右されにくく安定している傾向があります。
特に近年では、インターネット通販業界の拡大の影響で、物流施設の需要が高まり、その投資効果に注目が集まっているのです。
☆日本プロロジスリート投資法人について知ろう
いわゆる物流リートと呼ばれる、物流施設特化型J-REITは、倉庫や配送センターといった物流施設に投資します。
物流リートは何社か存在しますが、なかでも日本プロロジスリート投資法人は最大級の時価総額を誇り、持ち株会社のPrologis, Inc.は物流不動産に特化した米国リートで、なんとニューヨーク証券取引所に上場しており、非常に規模の大きな物流リートです。
日本でのプロロジスは、2002年からAクラス物流施設を中心とした開発をしてきており、流通不動産のリーディングカンパニーとして実績を積み上げてきました。
日本の物流リートといえば、真っ先に名前が挙がるのが、この日本プロロジスではないでしょうか。
☆Aクラスの施設への重点投資をする日本プロロジスリート投資法人
日本プロロジスリート投資法人は、通常の物流施設への投資ではなく、
Aクラスの物流施設へ重点投資しているという特徴があります。
そのため、その投資効果は非常に安定的で、業績の好調さがそれを裏付けています。
日本プロロジスリートが考えるAクラス施設の基準は5つあります。
一定の面積、交通の要所にある立地、効率的な倉庫スペース、垂直搬送が可能か、そして自然災害に備えた安全性です。このような優良な施設をメインとしているのが、大きな魅力となっているのです。
☆日本プロロジスリート投資法人を選ぶわけとはが
Aクラス施設への重点投資といった投資施設の質の他にも、日本プロロジスリート投資法人を選ぶ理由があります。
それはなんといっても物流施設の需要が予想以上の高まっている経済背景にあります。
国内におけるインターネット通販の市場規模は毎年右肩上がりに伸びています。
Amazonをはじめとしたインターネット通販市場の拡大は、同時に物流規模の拡大を表します。
そしてそれは、物流施設の需要へと繋がっていくのです。
そうした背景の後押しに加え、日本プロロジスリートでは、利益超過分を分配金に回すという財務戦略をとっています。
ただでさえ好調な業界において、Aクラス施設への重点投資も相まって、日本プロロジスリートの投資のリターンの期待値はかなり高いとされているわけです。
☆物流施設への投資で日本の物流を支えよう
日本国内におけるインターネット通販市場は、今後さらなる拡大をしていくことが見込まれます。
それに伴って、日本の物流はますます大きなものとなっていくでしょう。
物流施設への投資は、これら物流を支えるひとつの大きな柱と言えるでしょう。
それはつまり、日本のインターネットでの購買をも支えていると言っても過言ではありません。
物流の拡大という大きな波とともに、この魅力的な物流リートの世界に足を踏み入れるのもいいかもしれません。
【記事筆者】
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