会社勤めなどをしながら副業としてできるなどのメリットから「アパート経営」が注目されています。アパート経営を始めるためには、金融機関から融資を受ける人も少なくありませんね。ただし、融資を受けるときの条件として「連帯保証人」があり、誰にお願いすべきか迷う人もいるのではないでしょうか。やはり、自分が借入返済できないとき連帯保証人には多大な迷惑を掛けるため、慎重になるのも無理からぬことですよね。そこで、アパート経営を始めるために融資を受けるとき、誰に連帯保証人をお願いしたかについて、男女100人のみなさんに意見を聞いてみました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

ちょうど半数の人は両親に依頼!お互いに信頼し合える関係

アンケートの結果、「両親」と答えた人が最も多いことがわかりました。
・やはり親になってもらいました。他に頼める人はいないと思います。(40代/女性/パートアルバイト)
・頼れるものは両親だと思います。無条件とは言わないが頼みやすいのも両親です。(30代/女性/パートアルバイト)

 

 

・やはり一番信頼できて信用してもらえるという点から両親に連帯保証人になってもらいました。(20代/男性/会社員)
・無条件で自分を信じてくれ、御礼を含めてコストが掛からないから。(50代/男性/会社員)
50人の男女は、両親に連帯保証人を依頼したようです。

ほかに頼める人がいないとの声や、いざというときに頼りやすいとの意見も挙げられています。このように、自分が信頼を寄せるのはもちろんですが、両親からも信用してもらえるとのコメントにも頷けました。他人に頼むと御礼をする必要がありますが、両親相手だと許してもらえるかもしれません。回答者の中には熟年世代の人も含まれていますが、いくつになっても両親は頼もしい存在だといえるようですね。

【二番目に多い回答(※「その他」を除く)】

保証人なしの融資を選んだ人からは人に迷惑を掛けたくない想いが

アンケートの結果、「保証人なしの融資にした」と答えた人が二番目に多いことがわかりました。
・連帯保証人はさすがにリスクが高いので、誰にもなって欲しくありません。(30代/女性/会社員)
・連帯保証人をつけるのは嫌だったので、保証人はなしにしました。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・保証人になってもらうと迷惑がかかるので、保証会社にお金を払いました。(40代/男性/自営業(個人事業主))
26人の男女は、保証人なしで受けられる融資を選んだようです。連帯保証人に掛かるリスクを懸念する、連帯保証人をつけたくないなど、自分が返済不能になったときを案ずる点に特徴がみられます。連帯保証人に迷惑が掛かるのなら、保証会社に保証料を払ったほうが気分的に楽かもしれませんね。なお、保証人なしの融資を受けるためには、保証会社に債務保証料の支払いが生じることもわかる結果となりました。

【三番目に多い回答(※「その他」を除く)】

兄弟とは年齢的にも近く小さいころから信頼関係がある

アンケートの結果、「兄弟」と答えた人が三番目に多いことがわかりました。

 

・兄弟です。小さい頃から大きくなった今でも凄く仲が良く、信頼のおける弟なので彼に頼みました。(30代/女性/パートアルバイト)
・兄弟なら信頼関係もあるので、兄弟に連帯保証人になってもらいました。(30代/男性/会社員)
・両親は定年を迎えて年金暮らしのため頼めるところが兄弟しかいないから。(30代/女性/契約派遣社員)

 

12人の男女は、連帯保証人を兄弟にお願いしたようです。

小さい頃から仲の良い間柄だと頼みやすいですよね。信頼関係があるとの回答からは兄弟の絆が感じられました。定年を迎えているなど、年齢や収入がネックになり両親には頼めないかもしれません。このような背景もあり、年齢的にも近い兄弟(姉妹)は連帯保証人候補になりやすいのかもしれませんね。

【四番目に多い回答(※「その他」を除く)】

配偶者を連帯保証人にすると金融機関からの好感度アップにも

アンケートの結果、「配偶者」と答えた人が9人で四番目だとわかりました。以降「子供」「遠い親戚」「友人」がそれぞれ1人ずつになっています。

 

・連帯保証人の中では金融機関からの信頼も得やすく、好まれると聞いたので。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・このようなことをお願いできるのは、妻くらいしか思いつきませんでした。(50代/男性/会社員)
・親兄弟にたよることなく、夫婦の共同の収入源となるので、配偶者を選びました。(40代/女性/自営業(個人事業主))
・アパート経営のための融資は、信頼できる友人に連帯保証人になってもらいました(30代/男性/会社員)

 

連帯保証人を配偶者にするメリットとして、金融機関からの好感度アップがあるようです。

 

配偶者以外に考えられなかったとの体験談にも頷けます。既婚者がアパート経営をする場合は夫婦の収入にもつながるため、配偶者は連帯保証人として理想的かもしれませんね。一方、友人に連帯保証人を頼めた人もいて、日頃からの信頼関係を築く必要性がうかがえました。連帯保証人をお願いする側も大きな決断が必要ですが、頼まれた側も引き受ける勇気が要るかもしれませんね。

連帯保証人の依頼は相手の人生も掛かるだけに慎重に

アンケートの結果、アパート経営のために融資を受けるときの連帯保証人は「両親」と答えた人が50人で最も多く、全体の半数を占めることがわかりました。

やはり、一番身近な存在でお互いの絆も大きいのかもしれませんね。同じく身内の「兄弟」と答えた人(12人)よりも多いことからも頷けます。一方、保証人なしの融資を利用した人(26人)からは、誰にも迷惑かけたくない想いが伝わってくるようです。連帯保証人をお願いするには、自分だけでなく相手の人生も掛かってきますので、より慎重に考える必要がでてきますね。アパート経営を考えているみなさんは、こちらのアンケートを参考にしてはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100