投資を始めたいけど、何からやればいいのかわからない・・・という人にとって、運用をプロに任せられる投資信託は魅力的な金融商品の1つですよね。投資先を選んで資金を払ってしまえばあとは楽チンですが、信託会社はたくさんあってそれぞれ手数料や投資先が異なり、信託会社選びも一苦労です。国内だけでなく海外投資信託という選択肢もありますが、初めての人によってはハードルが高いように感じられるかもしれませんそこで、国内と海外、どちらの投資信託が人気なのか調査してみました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

大事なのは安心感!ハイリスクにしたくないから

7割以上の人が国内の投資信託を選ぶ結果となりました。
・国内の方がより身近で把握しやすいように思います。まめに状況を把握するのにも都合がいいと思っています。(30代/女性/無職)
・情報が早く伝わって対処も速やかに行うことが出来る点と、利率の変動に影響する事柄を早く知ることが出来るため。(30代/男性/会社員)
・海外はどうしても為替の関係で危うい時があるので、リスクを感じてしまいます(30代/女性/会社員)

 

国内の方が情報を早く入手できるから、という声が多く挙がりました。

確かに「情報」は投資におけるリスクマネジメントをする上で非常に重要な要素です。海外の場合、情報が入るまでにどうしてもタイムラグが生まれますし、その真偽を確かめるためには一定以上の知識が求められるでしょう。国内ならその心配が少ないため、安心感が得やすいと考える人が多いのも頷けます。

【二番多い回答(※「その他」を除く)】

ハイリスク・・・だけど、ハイリターン?!

一方、海外投資信託を選んだ人も3割近くに上りました。
・比べた時に年利がよさそうなものが海外のものの方が多いからです。今後国内日経が必ず上がりそうという予想がつかない限りは海外に投資したいと思います。(40代/女性/専業主婦)
・国内投資信託は落ち込んできているので、海外投資信託に預けたいです。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・国内投資信託の方は、今の日本の経済状況では、利益を期待できそうにないから。(50代/女性/専業主婦)
現在の状況では、国内の投信に希望が見えないという声が大半でした。

リーマンショック以後長らく続く景気の停滞から脱却しきれていない国内に投資するよりも、発展の目覚ましい新興国への投資の方がリターンが期待できると考える人が多いのでしょう。海外”と一口にいっても先進国から発展途上国、後発開発途上国など様々な国があります。慎重に情報を見極め選んでいけば、海外市場の方が利益が上がりやすいと考える人がいてもおかしくはありませんよね。”

大事なのは自分を見失わないこと!

今回の調査では海外投資信託より国内投資信託の方が人気が高いということがわかりました。

全体として、国内を選んだ人は安心感を、海外を選んだ人は利益を意識しての回答が多く、個々人の持つ価値観の違いによって回答が分かれたと言えるでしょう。しかしそれぞれ多くの投資先がありますから、「国内だから」「海外だから」とイメージで決め付けてしまうのは考えものです。先入観にとらわれず、しっかりと情報を集め、その上で自分なりの判断基準を持って選ぶことが重要と言えるのではないでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル