個人情報を保護する意味もあり、自宅の電話番号を電話帳に載せないしない人も増えていますよね。それでも、勧誘の電話がかかってくる場合も少なくないようです。勧誘電話をかけるときは、会社名(販売業者又は役務提供事業者の氏名又は名称)や勧誘を行う者の氏名などを告げることが規制されています。しかし、現実には守られていない場合も多いと言われています。勧誘目的にはマンション経営に関するものもありますが、電話で勧誘を受けた人はどれくらいいるのでしょうか。また、相手が会社名を名乗ったかどうかも気になりますよね。そこで、これらの内容を合わせて、男女100人を対象にアンケートを取ってみました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

会社名を告げずに勧誘された人が少し多い!その前に断った人も

アンケートからは「マンション経営」に関して会社名を名乗っての勧誘は「ない」と答えた人のほうが少し多く、54人いることがわかりました。
・微妙な言い回しで会社名を名乗らずに、マンション経営のシツコイ勧誘がありました。(60代/男性/自営業(個人事業主))

 

・マンション1棟の購入を勧めてくるのは街の不動産屋が多く、社名は最後まで言わないことが多い。(40代/男性/会社員)

 

・私にはありません。知らない電話番号から夫の携帯に電話が掛かってきた時、夫は電話をとらなかったのですが、あとから調べたらマンション経営の勧誘の電話だということはありました。(30代/女性/専業主婦)

 

・勧誘の電話が煩わしいので、勧誘の電話があると、「興味ありません」と最初に伝えて電話を切ろうとするので、相手に名乗る猶予を与えないから。(40代/女性/その他専門職)

 

会社名を告げないままでしつこく勧誘された人がいるようです。複数のところから電話がかかった人の意見からは、相手が最後まで会社名を名乗らない傾向もうかがえました。また、実際に電話に出なかっただけで、勧誘の電話がかかっていた体験も寄せられています。

さらに、勧誘だと察知すると反射的に断る人もいる様子が見て取れました。こちらの場合は、話を続けていたら相手が名乗る可能性があることや、それ以前に電話目的がマンション経営かどうかはわからないと言えるようです。

【二番多い回答(※「その他」を除く)】

会社名を名乗って勧誘された中には個人情報を把握されている人も

一方、46人は会社名を名乗っての勧誘が「ある」と答えたことがわかりました。

 

・マンション経営の勧誘はすべてと言っていいほど会社名を名乗ります、個人名で勧誘することは今まで一度も 経験ありません。(50代/男性/自由業・フリーランス)

 

・会社名を名乗っていると思いますが、当然のようにどこにでもあるような、または、一回聞いて業種がわかるようなものではありません。(40代/男性/会社役員)

 

・不動産会社で物件探しで訪れた数日後、そこに書いた連絡先をどこからか入手したのか電話がかかってきたから(30代/女性/専業主婦)

 

・父がアパートを経営していることと、祖母の土地が駐車場になっていることから、調べて電話をかけてきたのだと思います。(40代/女性/自営業(個人事業主))

 

・携帯電話に突然知らない電話番号から着信があるケースを何件か経験しました。(30代/男性/契約派遣社員)

 

個人名での電話勧誘はほとんどないとの声や、会社名がわかりにくいとの意見も寄せられました。個人情報の入手先も気になりますが、不動産会社を訪れたのが「きっかけ」になるかもしれませんね。また、不動産経営を知った上で勧誘してくるケースもあるようです。なお、携帯電話への着信に関するコメントはこちらでも挙げられています。ただし、相手情報を調べたかどうかの記載はないため、マンション経営の勧誘かはわからないのではないでしょうか。

利回りの高さにはいろいろな考え方も!不動産投資会社に相談を

アンケートの結果、アパート経営の条件として「利回りの高さ」が最も重要だと思わない人のほうが少し多いことがわかりました。利回りが高いに越したことはありませんが、長期的視点に立った上で安定収入を望む傾向が見て取れるようです。

その一方で、利回りが高いことが投資額(物件価格)の早期回収につながるメリットがうかがえました。「利回りの高さ」に関してはいろいろな考え方がありますが、アパート経営を始めるときは、順調な経営の条件なども含めて不動産投資会社に相談することをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル