不動産投資と言えばマンション経営や駐車場管理など、利用者がいれば定期的に収入が得られるまさに「不労所得」であり、憧れる人も少なくないでしょう。中でもワンルームマンションへの投資は少額から始められるので近年人気が出てきています。しかし中には失敗したという人もいます。果たして投資用にワンルームのマンションを購入することはリスクの高いことなのでしょうか?

※1番多い回答その他を除く

空き室リスク少なめ?常に求められている!

意見は分かれましたが、「思わない」という回答が半数を超える結果となりました。

・ワンルームのような学生でも借りられる物件の方が回転も良く、良いのではないかと思います。老後に老夫婦で生活するにもこのくらいの規模の方が良いです。一番大事なのは立地条件です。(40代/女性/専業主婦)

・ワンルームは、大学の近くなどに建てたなら、失敗するリスクが低くなると思います。(40代/女性/自由業・フリーランス)

・ある程度安く貸せるので、学生や1人暮らし老人には人気物件になる可能性は大きい。(40代/男性/自由業・フリーランス)

単身者向けの物件なら、常に需要があるのではないかという意見が多く挙がりました。
確かに就職や進学を機に1人暮らしを始める、という人は少なくないでしょうし、空きが出ても新年度を迎えればすぐに埋まることも予想できます。立地など条件をしっかり整えておけば安定して収入を得ることができる物件なのかもしれませんね。

ライバル多め!なかなか部屋が埋まらないかも・・・

一方、リスクが高いと思う人も半数近くいました。

・マンションは資金があれば誰でも参入できるので、競争が高く失敗しやすいと思います。(40代/男性/その他専門職)

・ワンルーム経営している人の数が多いので、競争が激しいと思っています。(30代/男性/パートアルバイト)

・ワンルームマンションだと、客層が限られそうなので、失敗するリスクは高いと思います。(30代/男性/会社員)

少ない資金でも始められるため、ライバルが多いのではないかという意見が多く挙がりました。
確かに同じような物件が多ければ消費者の目があちこちに向いてしまい、なかなか自分の物件の人気が出ないかもしれません。また、ターゲットが絞られてしまっているので入居者を集めるのが難しいのではないかという意見もありました。

大事なのはリスクマネジメント!

今回の調査では、ワンルームマンション経営についてはリスクが少ないと考えている人の方が多いことがわかりました。しかし票差はわずか8票であり、失敗するかもと考えている人も決して少数派ではありません。

ワンルームの場合多くは単身者向けの物件であり、その点をメリットと考えるか、それともデメリットと考えるかで意見が分かれたのでしょう。どちらの意見も納得できる部分あり、一方が正しい!と言い切れるわけではありません。大事なことは、リスクをきちんと知り、その上で自分がどのような判断をするか、という点と言えるのではないでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル