動産投資の代表格であるアパート経営とマンション経営。どちらも不動産物件を所有する大家さんという位置付けに変わりはありませんが、アパートとマンションという時点で、扱う物件の種類がまず異なってきますよね。しかし、不動産投資による資産運用の面においては、具体的にどのような相違点が生じてくるものなのでしょうか。決定的な違いをはっきりとさせるため、アパート経営とマンション経営は一体何が違うと思うのかについて聞いてみました。

投資額や経営規模が異なる!空室リスクや客層の違いも?

投資額や経営規模の違いに着目した意見が多いですが、空室リスクや客層の違いに関する回答も目立っているという結果です。

 

・アパートの一棟オーナーとマンションの一室オーナーでは、初期投資の額が違うと思う。(30代/女性/専業主婦)
・投資額の違いだと思います。マンションの場合は、高額ですから。(40代/女性/無職)
・アパートは一棟購入して経営だけれど、マンションは一部屋から経営できるという事が違いだと思います。(30代/女性/専業主婦)
・経営規模。マンションだと敷地も戸数もアパートより大きいから。(30代/女性/専業主婦)
・リスクの差が違うと思います。マンションの方が、空室が多い場合のリスクが高いです。(40代/女性/自由業・フリーランス)
・アパートは人の入れ替わりが頻繁で、マンションのほうが居住年数が長い(40代/女性/専業主婦)
・アパート経営とマンション経営の違いは安定性だと感じています、客層が若いか、そうでないか。(30代/女性/契約派遣社員)
・スケールの違いだと思う。アパートは独身対象が大半だがマンションは事務所や家族など幅広く使用される。(40代/男性/会社員)

 

アパート一棟とマンションの一室では投資額や経営規模が異なると、多くの方が答えており、投資のしやすさにも違いがあると伺えます。ただ、マンション一棟買いの場合は、規模の大きさが逆転するため、アパートよりも敷居が高くなると言えそうです。他には、空室時のリスクが異なることを挙げている方も複数名いました。マンションの一室に比べ、アパート一棟は空室ができた時のリスクヘッジがしやすいと考えられます。

ただ、客層も異なるため、アパートは入居と退去の頻度が高く、マンションは入居してもらえれば比較的安定しやすいようです。それぞれにメリットとデメリットがあるようなので、経営する上でどちらのほうが優れていると断定するのは難しいかもしれません。

投資可能額から検討を!魅力に感じるポイントを参考に!

アパート経営マンション経営では、まず初期投資額や経営規模が異なることが明確になりました。これから不動産投資をするためにどちらにするかを決めるのなら、投資可能な金額と照らし合わせながら検討してみるといいかもしれませんね。

また、アパートは空室時のリスクヘッジに優れており、マンションは入居後の安定性に長けているという一面があるのも確かなようです。どちらのほうが魅力に感じるかは人それぞれのようですから、自分はどんなポイントに惹かれるのかを見極めてみるのが賢明かもしれません。魅力に感じるポイントを参考にしつつ、アパート経営とマンション経営のどちらにするのかを絞り込んでいくのが最善だと言えるでしょう。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年08月18日~2016年09月01日
■有効回答数:100サンプル