節税対策や相続対策に利用できる投資として不動産投資に興味がある人も多いのではないでしょうか。

不動産投資は手をかければ自分でいくらでも投資先の価値を上げることができる資産運用ですが、初めの段階できちんと情報を精査しておかないと、最終的に価値が上がりにくいものでもあります。では、一体何が不動産投資を成功させるために必要な情報になるのでしょうか?アンケートをとって聞いてきました!

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

立地良ければ全て良し?!それほどまでにパワーを持つ立地とは魅力?

5つある選択肢の中で60%以上の票を獲得したのは「立地」でした。

 

・建物は後々どうにでもなりますが、立地の良し悪しはいかんともしがたいと思います。(40代/男性/会社員)
・公共交通機関などがある好立地だと、入居者も安定しているので、重要です。(30代/女性/パートアルバイト)
・自分が入居するなら、立地がいいところがいいので、不動産投資をする上で、立地って結構重要なんじゃないかなと思うから。(30代/女性/パートアルバイト)
・自分が部屋を探すときにまず見るところが立地条件だから。いい立地だと成功すると思います。(20代/女性/専業主婦)

立地が良い物件は入居率が安定する傾向があるようで、多くの人に支持されました。立地は変えられないので重要という意見や、自分が住むなら好立地の物件という声も聞かれ、立地は不動産投資にかなり重要だということがわかります。

【二番目に多い回答(※「その他」を除く)】

空室が空室を生む!不動産投資では空室リスクは回避したいもの経営

続いて16%の支持率を得た「空室率」を見ていきましょう。

・不動産投資をする際は、一番のリスクとなるのが空き室リスクなので、空室率を重要視した方が成功すると思います(30代/男性/会社員)
・空室率が一番重要な要素であると考えます。空室の場合には収入がなくなります。(50代/男性/公務員)
・やはり空き物件ばかりだと、借り手がみつかりにくいと思うので、周辺の稼働率は大事だと思います。(50代/女性/専業主婦)

空室率が高いと家賃収入が低くなるという収入に直結した問題となるため、空室率を重視する人が多いようです。また、入居者があまりいない物件は新規入居者が敬遠する傾向があるようで、負のスパイラルを生み出す恐れがあることがうかがえます。

【三番目に多い回答(※「その他」を除く)】

投資は近視眼的になってはダメ

僅差で空室率を下回った「周りの環境」に対する声を聞いてみましょう。

・発展途上地区か否かによって、今後の価格値段を予想できるから。(50代/女性/無職)
・投資が長期に及ぶと思うので、5年後10年後の周辺環境をしっかりと考慮しておく必要があると思います。(50代/男性/無職)
・その土地の周りがどういう環境かによって、価値は変わると思う。(40代/男性/会社員)

不動産投資家は目利きの要素も重要になってくることがアンケートから読み取ることができます。

短期的ではなく中長期的に見てその物件の価値が高いかどうかを判断する場合、建物周辺の環境は重要になってくるようなので、実際に現地に足を運んで観察する必要があるでしょう。

【四番目に多い回答(※「その他」を除く)】

リフォーム代などその他の費用のことも考えよう投資

それでは最後に「築年数」と「価格」に対する意見を見てみましょう。

・築年数がたっていると、維持していく費用がかかると思うので重要だと思います。(30代/男性/パートアルバイト)
・築年数によって今後の修繕費が投資物件の価格に影響がでそうだから。(40代/男性/その他専門職)
・これからは景気が良くなるということは、ちょっと考えにくいので、ものすごく低い価格帯のものが人気が出ると思う(40代/男性/パートアルバイト)

築年数を重視する人の多くは、購入後の維持費を気にかけていることがわかります。安価でも築年数が高ければ、長い目で見て安い買い物にはならないと考えているようです。

一方価格を選んだ人の意見では、今後の景気の先行きを考えると価格帯の低い物件に人が集まるとにらんでいるようで、どちらの意見からも、今ではなく将来のことを考えて投資先を選んでいることがうかがえます。

不動産投資は細く長い投資!先を読む力をつけよう投資

今回実施したアンケートでは立地が他の選択肢に大差をつけて支持されましたが、いずれの回答を見ても不動産投資をする際には先のことまでをよく考えて行うべきだということがわかりました。

不動産投資はデイトレードとは違って息が長い投資となるケースが多いので、目の前にあるお得なものに飛びつくのではなく、10年後も今の価値が損なわれないものを選ぶことが大きなポイントになるようです。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル