日本だけに留まらず、不動産投資家たるもの海外不動産投資にも手を広げたい人は多いことでしょう。

しかし、言語も文化も違うエリアでの不動産投資はリスクがあり、失敗する確率も国内よりも高いケースがあります。一方で、煮詰まった日本の不動産市場よりも開拓の余地がある海外不動産投資をするのは、リスク分散の点から言っても良い選択かもしれません。
そこで、海外の不動産投資で失敗しないためにはどのようなことに気をつけた方が良いと考えるか、アンケートを取って聞いてみました!

※一番多い回答「その他」を除く)

海外投資には詐欺も多い?自分で現地に行くことは重要

第1位に輝いたのは、物件を現地で実際に見ておくことでした。

・物件と周辺エリアの状況を具体的に把握するには、現地へ実際に足を運び、自分の視点で確かめるほうが、確実なので。(40代/女性/専業主婦)

・見た目は綺麗なマンションなのに、築5年で壁にヒビが入って、それをガムテープで貼ってるのを見たから。物件を見て、施工業者について周りの人に直接聞くのが確実だと思う。(30代/女性/自営業(個人事業主))

・きちんと物件が存在するのかどうか確認を行った方が良いと思います。(20代/女性/契約派遣社員)

経験談などさまざまな回答が寄せられましたが、回答を詳しく見ていくと、海外で物件を見ずに購入すると騙されることが多いようで、欠陥住宅を買わせられそうになったり、そもそも物件自体がない詐欺だったりする可能性もあるようです。

信頼できる自分の目で見ておくことが大切だとわかります。

「今」ではなく「未来」に向けた投資を

続いて物件エリアの将来性を見越すとした意見です。

・すべて大事だとおもうが、将来性のない物件に投資しても無駄なだけ。(40代/男性/会社員)

・結局はエリアの将来性で、その地域の不動産の価値は決まると思うからです。(40代/男性/その他専門職)

・土地勘など、栄えるのかなどを含めた未来形を考える必要がある。そうでないと、変動とともに下落してしまう(20代/女性/学生)

こちらの回答を選んだ人の多くは、長期的な視野で不動産投資を考えていることがわかります。

今お買い得でも将来的に無用の長物にならないために、購入前から物件の長い目で見たときの価値を測ることは、不動産投資にとって優先すべきポイントなのかもしれません。

現地の仲介業者には警戒するべき輩も多い

現地の中間業者選びに気をつけている人の回答はこのようになりました。

・中間業者の評判は、徹底的に調べた方がいいと思います。日本とは異なる点が多いからです。(40代/女性/自由業・フリーランス)

・現地に赴く回数は日本のそれと比べ漉くなるなることは間違いないので信頼できる業者に任せたい(40代/男性/会社員)

・海外物件であるのをいいことに、法外な仲介料などを請求する、悪徳業者が存在するので。(20代/男性/パートアルバイト)

海外の不動産投資では中間業者に頼らざるを得ない面が多々あり、信頼できる業者を選ばないと失敗する確率が上昇するようです。

頻繁に行けない海外だからこそ、悪徳業者に引っかからないように業者選びは慎重に行うべきでしょう。

トラブルを避け騙されないためにも言葉は重要

最後は、現地の言葉のマスターが大切という意見です。

・現地の言葉で色々質問して、良い不動産かどうかを見極める必要があると思う。言葉が堪能であれば、交渉や調査が容易になると思うから。(20代/女性/無職)

・中間業者にまかせっきりでは、だまされる恐れもあるので、現地語を話せるくらいでないと運営は難しいと思います。(20代/男性/学生)

確実に現地の状況や仲介業者を見極めたい場合は、現地の言葉を覚えた方が早いと考える人は多くいるようです。

時間はかかるもののリスクは軽減されるので、急がば回れのことわざ通り、投資を失敗させたくない場合は言葉を覚えるというアイディアを持つのも正解なのかもしれません。

誰かに頼りすぎず自立した投資を

国が違えば文化も違い、日本の常識が通らないことはよくあることです。

海外での投資を成功させるためには日本で培ってきた投資の常識を捨て、新たなアプローチをする必要があるでしょう。

現地の中間業者が信頼のあるパートナーであるためにも、ただ日本語が話せる能力の低い業者ではなく、こちらから積極的に現地の言葉を学んで有能な中間業者と手を組んだ方が良いのかもしれません。

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■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年05月10日~2016年05月24日
■有効回答数:100