会社員の副業としてアパート経営が注目されています。そのためには、土地や建物の購入が必要となり、資金調達などの課題も出てきますよね。また、アパート経営を始めると、物件のメンテナンスや入居者への対応など新たな課題も生まれます。ただし、その点に関しては不動産屋に管理委託する方法があり、本業に支障なくアパート経営することも可能です。気になるのは不動産屋に支払う手数料支払いですよね。アパート経営をしている人は、毎月どれくらい支払っているのでしょうか。そこで、不動産屋に支払うアパート経営の管理手数料について、男女100人を対象にアンケートを取ってみました。

管理委託内容や経営するアパートの規模によっても手数料が異なる

アンケートの結果、「金額での表示」に次いで「割合での表示」「両方を表示」といった人が多いようです。また、月々の管理手数料を払っていない人がいる様子もうかがえました。

・アパート経営の管理手数料は毎月不動産屋に2万円支払っています。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・アパート経営の管理手数料は、安い不動産屋を選んだけど毎月15万円ぐらい払ってます。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・管理・請求業依頼で、総合家賃収入の1割支払ってくださいと言われました。(30代/女性/会社員)
・家賃の5%程度です。入居者募集の段取り以外はほとんど自分でこなせるようにしています。(40代/男性/会社員)
・アパート経営の管理手数料は毎月不動産屋に六万ぐらいです、だいたい10%ぐらいじゃないかな(30代/男性/会社員)
・管理手数料は家賃収入の3%が取り決めとなっています。そのため管理手数料の総額は月15万円くらいです(20代/女性/会社員)
・払っていません。自社で管理するようにして、外部への資金流出を抑えているから(40代/男性/会社員)

 

不動産屋に支払う月々の手数料について、具体的な金額の記載があると目安にしやすくなりますよね。

管理手数料は10万円までと10万円以上に大別できるようです。割合(%)が示されたコメントからは、管理委託内容によっても手数料が変わる様子がうかがえました。

管理委託を検討するときは、良心的な価格の不動産屋を選ぶことも大切ですが、経営するアパートの規模によっても手数料が異なりますよね。そういう意味では、金額と割合の併記があると、よりイメージしやすいのかもしれませんね。また、管理委託しないことが経費節約につながるとの考え方もわかる結果となりました。

有効活用可能なのは「金額と割合の両方」が記載された回答?

不動産屋に支払う月々の管理手数料について、金額での表示割合での表示両方を表示という3つのパターンがあることがわかりました。それらのうち、管理手数料のヒントとして有効活用可能なのは「金額と割合の両方」が記載された回答のようですね。

不動産投資のうち、アパート経営は1棟全体を購入する点に大きな特徴がみられます。なお、不動産屋の中には、賃貸経営のすべてをサポートする「一括借上サービス」を行っているところもあるようです。そのため、アパート経営を考えている人は、経営方法について体験者のアドバイスを受けながら、より多くの情報を収集してはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年08月18日~2016年09月01日
■有効回答数:100サンプル