コツコツ貯蓄に励んでいても、低金利が続いているとお金を大きく増やすことは難しいもの。少しでも利回りのよい方法があれば、上手に選択したいという気持ちも起こるものですよね。少子高齢化で年金に不安を感じたり、会社の業績によってはリストラの不安を感じたりすることもあるかもしれません。将来に備え、景気の動向を見きわめながら適切な投資を行いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のアンケートでは、これから投資をするとしたらアパート経営と海外投資信託、どちらの方がよいと感じるかについて調査を行いました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

安心感があるのはアパート経営!成功のためには条件も

アンケートの結果、わずかの差でアパート経営が多い結果となりました。アパート経営にはある程度まとまったお金が必要となりますが、身近なところに投資できる安心感がうかがえます。
・海外投資信託は、為替の関係や投資先の業績等、不確定要素が多すぎるので(60代/男性/無職)
・海外へ政治状況のリスクがあまりにも高いのでアパート経営の方がリスクが低いです。(50代/男性/公務員)

 

・まぁ投資信託は儲かるものはないですから、しいてあげるならアパート経営(30代/男性/会社員)

 

・良い物件と良い人柄の人が入居してくださると、収入が安定するような気がするからです。(40代/女性/専業主婦)

 

海外投資信託は、為替や政治情勢、投資先の業績などの影響を受けるため、アパート経営の方が安全に感じられるという意見が目立ちました。アパート経営であれば、国内情勢を見きわめられて為替の影響も受けずに済むということでしょう。投資信託ではそれほど大きな利益が期待できないという声も。

その一方で、アパート経営を成功させるためには条件のよい物件と入居者に恵まれる必要があるという回答もみられます。アパート経営で安定収益をあげるためには、こうした条件に恵まれることが前提といえるのですね。

【二番多い回答(※「その他」を除く)】

無理なく始められる海外投資信託!豊富な商品も魅力に

アパート経営に4票差で及ばなかったのが海外投資信託。海外投資信託は為替や政治情勢などの影響を受けますが、手持ちの資金で無理なく始められるところが魅力のようです。
・アパートはまず建築するところからはじめるのであればローンを組まなくてはいけないから(40代/女性/自由業・フリーランス)

 

・アパートは破産しそうなので海外に投資した方がいいと思うからです(20代/女性/パートアルバイト)

 

・海外の投資信託の方が数が多いですし、成功する可能性があると思います。(30代/男性/会社員)

 

・今後の日本においては、人口減少による住宅の空き家率は、かなりのモノになると思います。(50代/女性/パートアルバイト)

 

アパート経営でネックになるのが、初期投資の多さ。海外投資信託を選んだ人は、ローンを組んでアパートを建てることに不安を感じているようです。

また、空室リスクをあげる声もみられます。人口減少が進むなかで借り手を維持できるのか、破産することはないのかなど心配の種はさまざま。海外投資信託であれば豊富な商品の中から選んで気軽に始められるという心情がうかがえます。

成功の裏にはリスクも?特性を踏まえてじっくり検討!

アパート経営のほうが成功しそうと感じる人が多い結果となりましたが、同時にリスクをあげる声も。空室を出さなければ安定経営ができそうですが、人口減少による今後の動向を不安に感じる人もいるようです。さらに、アパート経営では初期投資の額が大きくなりがちですので、ローンを組まずに済む海外投資信託のほうが安全に感じられるかもしれませんね。

その一方、海外投資信託の場合は、政治情勢が変化したり為替が変動したりするリスクを感じる人もみられます。それぞれの特性を踏まえたうえで、上手に投資したいという意識がうかがえる結果となりました。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル