アパートやマンションなどの不動産を所有して、入居者から家賃収入を得る不動産投資はサラリーマンの副業としても人気があります。また、1棟丸ごと所有するのではなく、1部屋単位から始めることもできるため、初期費用が少なくて済むメリットなども注目されています。不動産投資を円滑に行うためには不動産投資会社選びも大きな課題になります。万一、倒産すると大変な想いをするかもしれません。これまで不動産投資を行ってきた中で、不動産投資会社の倒産を経験した人はどれくらいいるのか気になりますよね。そこで、不動産投資会社の倒産で大変な目に遭ったことがあるかどうかについて、男女100人を対象にアンケートを取ってみました。

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

約9割の人は不動産投資会社倒産の経験なし!

アンケートの結果、「いいえ」と答えた人のほうが多く、全体の約9割に達することがわかりました。
・何社もの不動産投資会社から自分が納得できる会社を選んだので、不動産投資会社の倒産は未経験です。(30代/女性/士業(弁護士・会計士など))
・投資額を初めから少なくしておいたので、自分への損失は少なかった。(20代/男性/学生)
・特にありません。不動産会社に勤めている会社にいる友人に話を聞きながら、投資を行っています。(20代/男性/会社員)
・家族が不動産投資会社に投資をしているが、不動産投資会社への投資は生活を脅かす額ではなく、投資年数も短いため今現在投資会社に危機的兆候が見られないため。(20代/女性/学生)

89人の男女は、倒産の憂き目に遭ったことがないようです。不動産投資会社選びを慎重にした人や、投資額を少なく設定した人もいますよね。倒産の有無とは直接関係がないかもしれませんが、不動産会社に勤務する友人のアドバイスが心強いとの意見にもうなずけました。不動産投資をするためには、生活費の負担にならない範囲内に留めることも大切ではないでしょうか。なお、こちらの意見の中には「投資信託」を思わせる内容も含まれているのかもしれませんね。

【二番多い回答(※「その他」を除く)】

倒産経験者は少数!しかしそれぞれが大変な想いも

アンケートの結果、約1割の人は「はい」と答えたことがわかりました。
・不動産投資会社が家賃保証してくれていたので購入したのに、保証を受けられなくなりました。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・今まで委託していたことまで、自分でやらなければならなくなりました。(30代/女性/無職)
・マンションを買うことになっていたのですが、施工終了前に投資会社が倒産したので既に支払っていた料金の請求に苦労しました。結局2年ほど経ってから料金の3分の2は帰ってきました。(20代/女性/会社員)
11人の男女は、不動産投資会社の倒産でとんでもない目に遭ったようです。家賃保証が受けられる会社が倒産すると、安定収入が期待できないため厳しくなりますよね。また、不動産投資会社に委託するメリットに物件の管理があります。しかし、会社が倒産するとすべて自分の肩に掛かってくるため、生活のリズムが変わってくるかもしれません。物件購入のために支払っていた費用が全額戻らなかった体験談も寄せられています。不動産投資会社の倒産経験者は少数ですが、それぞれが大変な想いをしていることがわかる結果となりました。

不動産投資のためには不動産投資会社に関する情報収集をおすすめ

アンケートの結果、約9割の人が不動産投資会社の倒産を経験していないことがわかりました。また、不動産会社選びを慎重にするほか、投資を控えるなど慎重な行動が不動産投資に役立っているのかもしれません。一方、不動産会社の倒産により、これまで委託していたサービスが受けられなくなるなど苦い経験をした人もいるようです。

不動産投資の大きな魅力として、不動産投資会社に管理委託する方法があることだとうかがえます。そのため、その土地に住まなくてもアパートやマンション経営ができるメリットが大きいようですね。不動産投資を考えている人は、不動産投資会社に関する情報を収集してはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年08月18日~2016年09月01日
■有効回答数:100サンプル