老後のことを考えてちょっとでも蓄えを増やしておきたい、経済のことを勉強するうちに投資に興味が出てきた、という方の中には不動産投資に挑戦してみた方もいるでしょう。しかし投資は儲かる時もあれば、失敗する時もあるものです。そこで今回は不動産投資での失敗経験を持つ方を対象に、どんな理由で失敗してしまったのかアンケートを募ってみました。

調査や情報が不足していると失敗に繋がる?

集計の結果、調査不足を失敗の理由に挙げる意見が多く集まりました。

・周りの環境や物件を見極める目がないと不動産での取引は難しいです。株やFXなら下がった際にさっさと売り払ってダメージを軽減できますが、不動産は左記のように売り払うことが難しい為借り手がいないまま維持費を払い続ける塩漬けを招きやすいです。(40代/男性/無職)
・他人から儲かるといわれて、自分で何も調べずに行うことが原因だと思います。きちんと調べて行えば、失敗のリスクも減らせます。(40代/男性/会社員)
・開発予定エリア等、将来性=価格の上昇を見込んだ予測投資と伴う現地の調査不足でしょうか。 こと、海外不動産投資ではこの傾向が強く感じます。(50代/男性/自営業(個人事業主))
・需要のない場所に、需要のない建物を建ててしまい、借り手も買い手もつかなくなる。(30代/女性/会社員)
・世界、国内の情勢が読めていないと 一気に不動産の価格は下落してしまい 大赤字になりかねません。日頃から経済情報は知っておく必要があります。(40代/女性/自営業(個人事業主))
・需要が高まるだろうと見越して投資したエリアなのに、読み間違えてしまうこと。つまり、予想外に需要がなく、そのためにその不動産の価値が下落して損失を出してしまうこと。(40代/女性/その他専門職)
不動産投資では物件の価値だけでなく、その物件が建っている地域の情報も充分に調査しておくことが重要のようです。不動産である以上、どんなに優れた建物でも利用する客がいなければ利益は上がらないということですね。また経済情報をチェックし、不動産価格の変動を予期しておかなければ大赤字に繋がるみたいです。売り時を逃すことで損失が拡大するケースもあるようです。そして他人の言葉を鵜呑みにして自分でリスク管理を行わなわないような方は失敗しやすいのでしょう。

失敗の原因はとにかく不勉強のひと言に尽きる!

不動産投資において最も失敗を招きやすい理由は調査不足情報不足勉強不足だと考えられているようです。

不動産の建物として価値に加え、建物がどういった特性の地域に建っていてどのような需要を持つのか、しっかり把握できていないと失敗してしまうのでしょう。

また、どれだけ不動産の価値と地域のニーズが合致していても、経済情勢が読めていないと損をしてしまうことがあるみたいです。さらにどれだけ入念に調査しても不測の事態が起こることはあるでしょうから、失敗時にどれだけ損失を小さく抑えられるかが大切だと言えるようです。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル