年金不足時代
「年金不足」最近よく耳にするワードではないでしょうか?
老後の生活は国ではなく自分で守る時代です。その為に、早いうちから将来対策を行う必要があります。
老後の夫婦2人のゆとりある生活での年金不足額は月平均13.5万円程だと言われています。60歳で仕事をリタイヤすると考えると、退職後の年数×12か月×13.5万円=老後の不足金額になります。この計算はあくまでも、平均なので突発的な費用はプラスアルファ―で準備しておく必要があります。
利回りってホントに大切?
老後の資金作りのために資産運用でもはじめよう。だけど何から始めたらいいのか分からず中々最初の1歩が踏み出せない方も多いはず。資産運用にはたくさんの種類がありますが、資産運用を始める前にまず考えるのは利回りです。利回りとは自身が拠出した元本に対する利益の割合になります。
例えば100万円の元本に対して、1年間で利益が10万円だった場合
10万円÷100万円=10%で10%の利回りになります。
現在の銀行の普通預金の利回りは「0.001%」です。
0.001%とということは100万円を1年間預けると8円の利息(税引き後利益)になります。
同じ100万円を預けるにも利回り10%と0.001%では1年後の利益が全く違います。それなら出来るだけ高い利回りの運用に預ければいいという事になりますが、利回りが高いイコール、リスクも高い傾向があります。
ベストな利回りの選び方
リスクはそんなに取りたくないし損もしたくないという方は最低でも2%以上の利回りを目指しましょう。
何故2%以上なのか、理由は消費税です。
2019年10月に政府は消費税8%から10%へ2%の消費税UPを予定しています。2%消費税が上がるという事は、今まで1,000円で購入出来ていたものが1,100円出さないと購入できなくなりますので、実質1,000円の価値が900円に目減りしていることになります。金額が大きいほど消費税UPで目減りする金額も増えますので、時間をかけてコツコツ貯金をした資産を守るために、最低限2%以上の利回りが必要になります。
それだけではなく、インフレでの資産の目減りも考える必要があります。
「インフレ」とはインフレーションの略で、物の価格が上がることです。現在の安倍政権では、インフレ率(物の価格)を2%上げる目標を立てています。消費税UP及びインフレ率が2%上がっていく可能性を考えると2%~5%の運用利回りを目指していくことがベストと言えるでしょう。
今後は老後の資金を自身で作っていく時代ですので、ある程度の利回りを確保しつつ早いうちから無理せずにコツコツ運用していく事が大切です
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【記事筆者】
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