はじめに

2017年4月に学資保険、終身保険などの標準利率の引き下げがありました。その前に駆け込みで保険の見直しや加入をされた方も多いかと思います。家庭の支出の中で、自宅や食費等と同様に合計の支出金額が多いものが保険です。

「新社会人になったから」「子供が生まれるから」様々な理由で、保険を検討されますが、そもそも保険っていいと思って入ったけど上手く説明できない、良くわからないという方もいるはずです。

理由は沢山の保険会社があるように、沢山の商品が存在するからです。商品の内容を全て知るのは、保険のプロでも至難の業です。保険を理解するために全ての商品を理解する必要はありません。なぜなら、基本の保険の種類は3種類だからです。「定期保険」「終身保険」「養老保険」の3種類を押さえれば、保険の基本は完璧です。

それぞれどんな保険なのか一つずつ見ていきましょう。

定期保険

1つ目は定期保険です。定期保険は保証の期間が決まっている保険の事です。定期保険は月々の保険は安いですが、その分掛け捨ての場合が殆どです。満期をむかえても、今まで積み立てた分は戻ってこないこと、途中解約した際に解約返戻金の支払いもありません。

月々の保険料を抑えながら死亡保障や高度障害に対する万が一の時に備えたい方にはお勧めの保険です。

終身保険

2つ目は終身保険です。定期保険とは違い、保証は一生涯になり貯蓄性に優れた保険になります。掛け捨てでなくなる分、毎月々の保険料は高くなります。一生涯の死亡保障が掛けられ、途中解約時は返戻金の支払いがあります。

一時的な保障のみを求める方は掛け捨ての保険の方が無駄な保険料はかかりませんが、死亡保障と貯蓄を強制的にやりたい方には終身保険がお勧めです。

養老保険

終身保険のように一生涯ではなく保険の期間が決まっており、掛け捨てとは違い満期には保険金が支払われる保険になります。掛け捨ての保険や終身保険よりも月々の保険料が高い代わりに、満期の際に戻ってくる金額も大きくなります。

養老保険は途中解約すると積み立てた保険料分は、ほとんどの場合戻ってこないため目的があって貯金をされたい方には養老保険がお勧めです。

さいごに

冒頭でお伝えしたように保険の商品には様々な種類のものがありますが、基本は3種類です。社会人になったら取り合えず保険に入るという時代もありましたが、今は自身で将来の生活を守る時代です。月々数千円の保険であってもしっかりと目的をもって加入しましょう。