不動産投資や民泊を始める場合、様々なサイトを参考にするのではないでしょうか。Airbnbもその1つで、注目を集め盛り上がりを見せている民泊サイトです。今回はAirbnbを使い、東京で物件を探す場合の注意点について解説していきます。

今何かと話題のAirbnbについてをまずは理解する

まずは、Airbnbをご存じない方のために、Airbnbについて基本的な情報を紹介します。

 Airbnbは民泊を探している人に最適なホストを紹介する会社

そもそもAirbnbとはどのようなサイトなのでしょうか。Airbnbでの物件探しの注意点を解説する前に、Airbnbについて理解しておきましょう。

近年、シェアリングエコノミーという考えのもと所有物を減らし、他の人とシェアしようとする動きがあります。シェアするものも車や家具など様々です。このシェアリングエコノミーの考えのもと、部屋をシェアする貸す側と借りる側の仲介役を担うサイトがAirbnbです。

Airbnbは2008年にアメリカのサンフランシスコで誕生し、日本では2011年にサービスが開始されました。世界中でサービスが展開され、80万以上の宿に対応しています。

 世界では一般的でホテルより利用者が多い

日本では知名度まだ低いAirbnbですが、世界での知名度は高く、その利用者はホテルの利用者よりも多い傾向があります。

その理由はいくつかあり、1つは宿泊先の選択肢が多いことが考えられます。Airbnbは世界192カ国で展開されているため、ホテルの数と部屋数には圧倒的な差があります。特に旅行先として人気のある都市はホテルを探すのも一苦労ですが、Airbnbではその苦労がありません。

また、一軒家や個室、ルームシェアなど自分の希望に沿った部屋を選ぶことができるのも特徴です。ホテルに比べ、宿泊費用が安いことも理由の1つでしょう。駅や空港からアクセスが良い場所、観光地が近い場所のホテルは宿泊料金が高くなってしまいます。

Airbnbは仲介料以外は個人のやり取りであるため同じ条件の場所でも安く済ませることができます。ホテルとAirbnbの大きな違いも利用者の数の多さに関係するのでしょう。その違いとは旅の楽しみ方です。ホテルは多くの人に対応するため、どうしてもマニュアル的な仕事や対応になってしまいます。

一方、Airbnbは地元の人が家や部屋を提供しているため意気投合した場合、観光案内をしてくれるなど一緒に楽しむことができ、ホテルではできない体験をすることができます。


 Airbnbは会員登録する事で利用ができるようになる

Airbnbを利用するためには会員登録が必要となります。無料で登録することができ、FacebookやGoogleのアカウントがある場合、連携させるだけでアカウントの作成が可能です。メールアドレスでの会員登録も可能なので、自分のやりやすい方法で会員登録をしましょう。会員登録と同時にプロフィール設定やID認証をしておくと今後利用する時に余計な手間を省くことができます。


 会員はホストと利用者の二種類がある

Airbnbは家や部屋のシェアをするので、貸す側のホストと借りる側の利用者がいます。そのため、会員もホストと利用者の2種類に分かれています。利用者としての会員登録後、貸し出す家や部屋、場所などを設定することでホストとしての会員登録は完了です。


 新規登録をするとそれぞれにクーポンが発行される

Airbnbには様々な種類のクーポンがありますが、その中でも1番簡単に手に入るクーポンが新規登録時に貰うことのできるクーポンでしょう。Airbnbの新規登録キャンペーンのページから登録することで、4,000円前後のクーポンを手に入れることができます。(2018年5月末現在)

出典:Airbnbクーポンコード: 友達を招待しよう(https://www.airbnb.jp/invite


 不動産投資とは少し違うタイプの民泊である

Airbnbの基本について解説しましたが、Airbnbは不動産投資とはタイプが異なる民泊です。一般的な不動産投資と違い、貸出可能な部屋を保有している場合、賃借人を探すことなくサイトに登録することで貸出が可能です。また、世界中で展開されているためニーズが高く、収入が全くないということは少ないでしょう。

Airbnbは東京で物件探ししている人に人気

【画像出典】Airbnb(https://www.airbnb.jp/)

Airbnbは東京で物件を探している人からの人気が高いです。日本の首都であり、観光地も多い東京。宿泊先を探している外国人旅行者も多いでしょう。ホテルの宿泊料金は高く、満室であることも多いため、安くて選択肢の多いAirbnbに人気が集まります。2020年の東京オリンピックに向けて、Airbnbの人気は今後さらに高まっていくでしょう。

Airbnbの利用方法ーホスト編ー

部屋を提供するホストとして、Airbnbを利用する際の方法をまとめます。

 Airbnbのホストは民泊として部屋を提供する人

会員登録の項目で紹介したようにAirbnbには、貸す側のホストと借りる側の利用者の2種類の会員がいます。ホストは家や部屋を民泊として旅行者に提供する役割を担っています。


 民泊との明らかな違いはホストが家にいる事もある点

Airbnbは普通の民泊とは異なる点があります。それは宿泊する家にホストがいる場合もあるという点です。Airbnbでホストが設定できる部屋のタイプは、ルームシェア・個室・丸貸しと3つのタイプがあります。3つのうち、ルームシェアと個室は家の一部をホストと共有する場合があり、ホストと共有しない民泊との大きな違いです。


 長期ホームステイしてもらう事も可能

Airbnbは利用者が金額を支払うことで長期ホームステイをしてもらうことが可能です。その際、利用者に対して食事を提供する必要性がないという点がホームステイとの違いでしょう。


 不動産投資として丸貸しする事も可能

Airbnbの部屋のタイプの1つに丸貸しがあります。そのため、不動産投資の1つとして物件を長期で他人に丸貸しすることが可能です。物件や立地によっては安定して稼ぐことができますが、近隣とのトラブルなどには注意しましょう。


 泊める人を自分で選ぶ事ができるし拒否する事もできる

Airbnbでは、ホストが利用者を選ぶことができます。プロフィールがない人や条件が合わない人などを自分の判断で拒否することが可能です。メッセージのやり取りでどんな利用者か判断することができるため、受け入れるか拒否するか悩んでいる場合はメッセージを使うと良いでしょう。判断材料がたくさんあるため、実際に利用者が来た時に想像と違うなどのトラブルが起きにくいという利点があります。

Airbnbを東京で利用する方法ー宿泊客編ー

宿泊客としてAirbnbを利用する際の方法をまとめます。今回は東京での利用に絞って紹介します。

 東京に上京して家が見つかるまで長期宿泊ができる

東京で家が見つからないまま上京してしまったという場合でもAirbnbを活用することができます。家が見つかるまでホテルだと膨大な金額がなくなり、ネットカフェでの長期宿泊は不健康とどちらもおすすめできません。

Airbnbを利用することでホテルよりも安く長期でも健康的な宿泊先を見つけることが可能です。物件がホストと共有の場合は上京の不安も軽減されることでしょう。


 国内旅行や海外旅行でホテル代を安く済ませる事ができる

国内外問わず、旅行で悩むのは宿泊先ではないでしょうか。ホテルを利用すると高く、観光に使うお金を考えると1回の旅行で大量の資金が必要となります。Airbnbは宿泊先の数も多く料金も安いため、旅行で宿泊について悩む必要はありません。浮いた宿泊費で観光を楽しむことができます。


 自炊ができるので女子会などに利用される事が多い

東京のお店で女子会を開くとなると決して安くはありません。Airbnbの宿泊先によってはキッチンが開放されていて料理ができる場所もあります。また、お店と違いプライベート空間が守られているため気軽に女子会を開くことができるでしょう。東京でお店よりも安く場所を確保できるため、女子会に利用されることが多いです。

Airbnbを利用する時の注意点は?

Airbnbを利用する際の注意点について記載しておきます。

 ホストの場合はおもてなしに気を使う人が多い

東京でAirbnbを利用する場合は気の使い方に注意が必要です。ホスト側は利用者をもてなすために気を使う傾向があり、意識しないと疲弊する可能性があります。利用者側もホストのもてなしを受けて、逆に気を使ってしまうかもしれません。ホスト側も利用者側もちょうど良い気の使い方が必要となります。

 危機管理は全て自分で行わなくてはならない

Airbnbを利用する上で危機管理は全て自己責任です。もちろん危機管理はAirbnbに限った話ではありませんが、特にその傾向が強くあります。貴重品の盗難や近隣トラブルなど注意すべきことが多く、ホスト側も利用者側も意識が必要です。


 東京で良い物件を探すのが難しく採算を考える必要がある

東京は日本の首都であり観光地も多い地域のため、良い物件を見つけることが難しいです。数は多いものの自分の条件に合った物件とは限らないので、東京でAirbnbを使い物件を探す場合は、あらかじめ採算を考えておきましょう。

Airbnbで新しい自分を探す事もできる

Airbnbなら、低コストで自分に合った移住先をじっくり探したり、無駄のない経済的な生活をしたりすることもできます。目的に応じて自分らしく活用してみましょう。

 移住検討中ならAirbnbで探す人も多い

Airbnbを使い、移住を検討している地域の物件を探す人も多くいます。長期滞在でも安いため、住みながら地域の環境や人間関係について知ることができます。移住を検討していても長期で滞在する場所が見つからないと悩んでいる人におすすめです。

 シェアリングエコノミーで無駄のない生活ができる

Airbnbはシェアリングエコノミーの考えのもとに誕生したサイトのため、無駄のない生活へと近づけることができます。家や部屋をAirbnbで確保することで、家賃が必要以上にかかりません。物件によってはキッチンが使える場合があるため、水道光熱費もかからないでしょう。Airbnbはホスト次第で様々なものをシェアできる可能性があります。

最後に

今回はAirbnbについて東京と関連させながら解説していきました。Airbnbは今後もっと展開が広がることが予想されます。旅行や移住など様々なシーンに対応できる物件があるのが利点です。注意点さえ意識して活用すれば可能性が広がるでしょう。