マンション経営に興味があるけれど、ローンの返済が滞って物件を手放すなんて事態は絶対に避けたいという人はほとんどではないでしょうか。マンション経営をうまく回していくためには、ローンの返済額を賃貸収入に見合ったものにする必要があります。では、家賃収入に対してどれくらいの割合に返済額を設定したほうがいいのでしょうか?アンケートを取ったのでさまざまな意見をご紹介します!

リスクや出費を考えて家賃の半分程度が理想的?!

アンケートの結果、およそ4〜5割程度という回答が最も多く、次に1〜2割や7割という意見が続きました。

・本来ならローンを組まずにはじめたほうがよいだろうが、ローンを組むなら賃料の10%程度にとどめた方がよい。(40代/男性/会社員)

・だいたい20パーセントから25パーセントぐらいではないでしょうか。(40代/女性/専業主婦)

・ローンの返済額に対してはいつ空室になってもいいように4割以下に設定をする。(30代/男性/会社員)

・賃料の40%くらいがいいかなと。低すぎると利率で損しそうだから。(30代/男性/会社員)

・入居率が常に高いとは限らないので、返済が長期化しないように賃料の4~5割に設定するのが最善と考えます。(30代/男性/会社員)

・のちのちのリホーム代にもかかることを考えたら賃料の半額くらい返せればいいと思います。(40代/女性/専業主婦)

・70パーセントぐらいだと思います。残りの30パーセントのうち20パーセントぐらいは、不測の事態に備えて準備金として使用しないようにします。(30代/女性/パートアルバイト)

・75〜80パーセントにして各部屋の利益が1万円程度は出るように設定したいです。(40代/女性/パートアルバイト)

 

・家賃収入の1割増しで運営できれば良いかなと思います、例えば収入10万円で返済額11万円。(60代/男性/契約派遣社員)

 

どの回答からも読み取れるのは、ローンの支払い額と不動産投資に付随するリスクと出費を厳しく天秤にかけているということです。返済額を高く設定しすぎると空室リスクやリフォーム代がまかなえず、逆に低く設定しすぎると金利の面で得にはならないようです。

リスクを顧みず早く返済を完了するか、細く長く家賃とのバランスを見て返済をするかは最終的に個人の判断に任せられますが、返済できずに物件を手放してしまうことがないよう適切な金額に設定することが大切です。

 

返済期間中も築年数は増えていく!早めの返済完了が最善?

個人資産がどれくらいあるかや、マンション経営が本業か副業かでも変わってきますが、アンケートの回答の中には家賃収入を超える額を返済に充てるという意見もあり、ローンは返済できるならなるべく早く返し終えると後々楽になることでしょう。

しかし、返済できないというリスクを極力回避するために家賃の10〜20%程度抑えるという意見もあり、その間をとって40〜50%くらいという意見が1番多くなったのかもしれません。物件の価値は年を追うごとに下がっていってしまうので、返済が無駄に長引かないようバランス良く返済額を決めるようにしましょう。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル