みなさん、「リノベ物件に住んでみたい!」「中古住宅を買ってオリジナルの部屋にしたい!」という声が年々増えてきているのをご存知ですか?そんな「リノベーション」ですが、実際にどんなことをした物件がリノベーション物件と呼ばれているのでしょうか?また、リノベーション物件が話題の理由や魅力、基礎知識をここで徹底解明していきましょう!

リノべーションってそもそもどんなことをしているの?

リノベーションとは、ズバリ「中古物件を修繕して新しく造り変えること」です。大規模な工事を行うことで、性能を新築の時より向上させたり、価値を高めたりすることができます。現在、空き家の増加が社会問題になっていますが、それを助けている方法の一つが「リノベーション」ということです。

なかには「リノベーションとリフォームって何が違うの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リフォームは「小規模な改修で、壊れたもの、古いものを元に戻す」という意味合いがあります。マンションやアパートの場合には、入居者の退居後、その入居者の住む前の状態に戻すことをいう場合があり、リノベーションとは規模と目的において違いがあることになります!

実際にリノベ物件はどのくらいあるの?

不動産情報サイト“SUUMO(スーモ)”では、リノベーション物件を検索すると、約29,000件の物件が存在していることがわかります! 家賃、広さ、エリアなど様々異なりますが、フリーレントの物件やデザイナーズリノベーション物件などが多くありました。 築年数は30年から40年の物件が多く、設備や間取りを現代のものに変えて、家賃を高く取れるようにしている方も多いのではないでしょうか?

出典:SUUMO(https://suumo.jp/

【具体的にどんな工事内容があるの?】

工事の規模ですが、水道管、排水管、冷暖房換気設備の変更などができます。もちろん、好みの間取りやデザインに変えたりすることもできます。最近では、和室を洋室やダイニングキッチンに変えることや間取りを変えることが増えてきているようで、家族構成や現代のスタイルに合わせて、理想のお家に近づけることができるでしょう!

リノベーションの魅力はどんなところにあるの?

リノベーションが人気の理由は何よりも、自分なりの部屋にする事ができること。何でも自由に設計できる点が魅力に繋がっています。また、新築物件よりも2~3割ほど安く済むこと。そして中古物件の再利用ができる点です。これからは中古物件の有効活用や20年や30年で価値がなくならないよう、新築で建てるにしても質の高い住宅が求められるようになるため、住まいの選択肢の1つになっていくでしょう。

リノベーションのデメリットは?

引き渡しまでの間に、建物検査、設計、施工などの作業が加わるため、住むまでに時間が必要になります。また、築年数が長いため耐震性が現在の法律の基準を満たしていない場合があり耐久性に不安があることや、リフォームローンは金利が一般の住宅ローンよりも高い傾向があることもデメリットの1つになります。

さいごに

自宅を購入するとなると、いろいろな希望がでてくることは当たり前です。家族が増えたから大きなリビングにしたい、趣味のための部屋が欲しい、住宅購入の費用を少しでも抑えたいなどなど。ちょっと難しいかな、と思ったことも、リノベーションすることを選択肢に入れることで実現可能になるかもしれません。

実際に購入を検討する際は、不動産会社にリノベーションで改善された内容を確認すること。そして、あなたのライフスタイルに合うかどうかを十分に検討することが大切です。

 

安川