今回は、不動産投資をする際の税理士の選び方についてです。不動産投資の経費として色々な費用がかかるかと思いますが、そもそも税理士に頼まなければならないのか、どのような税理士を選べばよいのかについて記事にしていきます。

税理士に頼む必要はあるのか?

そもそも何で税理士に頼むのか目的をはっきりとさせましょう。頼む必要がある方とない方、自分がどちらに属するのかを知ることが必要です。大きく分けると次の2点を参考にしてみてください。

不動産投資の利回り

  1. とにかく、無駄な手間はかけたくない、面倒なことは全て任せてしまいたい。こう考えるのであれば費用はかかりますが、税理士にお願いするのが手っ取り早いです。

2、事業規模が大きい

保有するアパートが一室などの確定申告の場合は、税務対策、節税対策は基本に則ってやれば、個人でできてしまいます。しかし、法人化やこれから規模を大きくしていこうと思っているのであれば、税理士にお願いして予め税金に対する戦略を立てておくと良いでしょう。

税理士を選ぶポイント

税理士といっても得意な分野が人それぞれ違います

どの税理士でも不動産に関する税務処理はしたことがあるかとは思いますが、不動産に詳しい税理士にお願いするのが一番良いでしょう。実際にお願いしてみないと分からないかもしれませんが、ずっと同じ人でなければならないというルールはありません。まずは、自分の不動産投資の方針を話して理解して頂ける先生を選びましょう。

また、先生との相性もありますので、サービス業としてきちんとした対応の税理士にお任せしましょう。一つ注意点となるのが、税理士は必ずしも節税に対して力を入れているとは限りません。基本は正しい納税をすることをアドバイスされるので、申告漏れや計算方法に間違いがないかを重視します。その辺りも、税理士次第ですので実際に相談されるのがいいかと思います。どうしても不安な方は、不動産投資仲間などから情報を収集して、紹介してもらうのも良いかもしれません。

ところで費用はどのくらい?

税理士にかかる費用は、どこまで依頼するかによっても変わってきます。また、費用も税理士によってそれぞれでした。年に一回決算申告をする際に約7万円~20万円、そこに月々の記帳もお願いするとなると、月々10000円~35000円くらいがプラスでかかってくると思います。

良心的な税理士になると、個人の確定申告だけをするのであれば5万円程度でやってくれるような税理士もいるようです。税理士によって信頼度も変わってくるかと思いますが、安すぎても不安だし、高すぎても出費が増えるので、バランスを考慮して税理士を選ぶのがよいでしょう。

時間のない方や手間を無くしたい方は税理士に任せるのがおススメ

時間がある方で、保有している不動産が少ないのであれば、自分で確定申告してしまうのが良いかと思います。

慣れるまでに手間はかかりますが、不動産投資をするにあたって運用状況を把握することにも繋がります。時間がない方や不動産の数も増えればそれだけ手間が増えるので、税理士の先生にお願いしてしまうのがいいでしょう。