初心者に向いている？これから始める不動産投資

将来に向けて資産運用を考えられる方々が増えてきています。様々な資産運用がある中で、初心者に向いている投資対象には何があるのでしょうか？もし資産運用が初心者という方がこれから新しく始めるのであれば、不動産投資がおすすめになります。

 不動産投資とは

不動産投資という言葉は聞いた事がある方が多いと思いますが、一口に不動産投資と言っても、様々な投資対象があります。ご自身の収入や目的に合った投資対象を選ぶことが非常に重要になりますのでどういった投資先があるか見ていきましょう。

 1棟アパート・マンション投資

1棟アパートやマンションを所有することで、家賃収入を得ていく事ができます。部屋を複数所有することで空室リスクを分散することができますし、土地も合わせて購入することで建物が老朽化しても土地の資産価値が残るというメリットがあります。もちろん建物全体を所有・管理するわけなので、初期費用が多くかかる場合が多いですし、管理費・修繕費も大きくなるので経験者向けの不動産投資と言えます。

 区分マンション投資

1棟アパート・マンションと異なり、建物全体ではなく建物の中の1室を所有する不動産投資になります。土地や建物全体を購入するのに比べると比較的安価で始められるという事もあり、不動産投資初心者の方が最初に取り組まれることが多い投資になります。区分マンションを複数保有することで、エリアや建物のリスク分散をする事ができるというメリットもあります。

 一戸建て投資

戸建を所有するという選択肢も不動産投資にはあります。こちらも土地と建物を所有することで、土地という価値の永続性のある資産を保有できるというメリットもあります。

戸建の為、中古で購入する場合が多いですが建物の老朽化やリフォームで臨時の出費がかかる事もあるのできちんと調べる必要があります。しかし、戸建に住むのはファミリーなど長期間入居してくれる方が多く、安定した家賃収入につながるという特徴もあります。

 駐車場投資

不動産投資には建物だけでなく駐車場なども選択肢の1つとしてあります。立体駐車場などになると広い土地やかなりの初期投資が必要になりますが、平面駐車場であれば、比較的安価で取り組むことも可能です。駐車場の場合は利用希望者が多いエリアかどうかが重要なので、場所選びは特に慎重におこないましょう。

 REIT（リート）

不動産投資を検討される方で、REIT（リート）と比較される方も多いです。REIT（リート）とは金融商品の1つで、不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金を使って、様々な不動産に分散投資をする事によって得られた利益を受け取れる金融商品になります。

メリットとしては少額からもはじめる事ができ、分散投資によるリスクヘッジができる事などがあげられるでしょう。ただ、不動産投資とは違って、金融商品ですので、基本的に銀行などからの融資を受けることはできないので、レバレッジをきかせたいのであれば、やはり不動産投資がおすすめですね。

他の投資法との比較

ここまでは不動産投資の種類をご紹介してきましたが、次は不動産投資に共通するメリットをみていきましょう。他の資産運用や投資との比較もしていきますので、不動産投資以外も調べられている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 収入の計画を立てられる

不動産投資で魅力的と言われているのが、家賃収入が定期的に入ってくるという事です。つまり、資産運用の計画がたてやすい事があります。他の投資と比べて、不動産投資は、長期的に安定した金額の収入が期待できる点が、将来の資産形成に向いていると言えます。

株式投資やFX取引などと違って、自分で売買する事によって利益を確定させる必要はありません。ある程度放置していたとしても、ご自身の不動産に入居者がいてくれれば、家賃収入が入ってくるという訳です。毎月の安定収入を計画的に積み立てていく事で、希望に近い資産形成をしていく事ができますね。

 リスクをコントロールできる

不動産投資にも、他の投資と同じようにリスクは存在します。ただ、不動産投資の場合はある程度自分でリスクをコントロールできる部分が多いです。金融商品などは、経済市場や海外情勢などに影響を受けて資産価値が変動しやすいですが、これは、自分自身ではコントロールできない部分なので、投資先を見極めるのが難しいです。

不動産投資にも空室リスクや滞納リスクなど、毎月の家賃が入らなくなる可能性もありますし、地震や火災などの自然災害のリスクがあります。ですが、どれも管理会社をきちんと選ぶ事や、適切な保険に加入する事などで、しっかりとした対策を取ることができるのです。

こういった想定されるリスクに対して、かなり具体的に対策を取ることができるのも、不動産投資の魅力の1つと言っていいでしょう。

 収益を上げられる

不動産投資はいきなり資産価値がなくなってしまう事や、収益が突然なくなってしまうという事がほとんどありません。仮に不動産の資産価値が下がり、家賃を下げなくてはならなくなったとしても、家賃が0円になるという事は現実的ではありませんし、マンションの資産価値が突然0になってしまうという事も考えにくいです。

その結果、入居者が利用してくれていれば、自分自身で手間暇をかけなかったとしても、きちんと入ってくる不労所得を作ることができるのです。入居者とのトラブル対応や集金などに関しても、賃貸の管理会社に任せることもできますので、そういった意味でも、安定した収益をあげられるのも、不動産投資のメリットと言えるでしょう。

不動産投資が初心者に向いている理由

投資というと専門家の方や、本業で行うイメージが強いですが、なぜ不動産投資が初心者に向いているかをご紹介していきます。

 特別な資格やノウハウが要らない

不動産投資を成功させる為には、不動産に関して勉強するのは大切なことです。ですが、特別な資格やノウハウがなくても開始できる投資でもあります。

もちろん、不動産に関わる資格はたくさんありますが、半年から1年間など、時間をかけてじっくり勉強する必要がある資格も多いです。それであれば、不動産投資のセミナーや書籍で勉強をした上で、専門家に相談するなどした方が良い場合もあるでしょう。

投資では費用対効果が重要ですが、お金だけでなく時間においても、費用対効果を考えるのは重要なことです。特別な資格やノウハウが不要というのは初心者にとっても取り組みやすい要因の1つと言えます。

 サラリーマンでも始められる

本業のあるサラリーマンの方でも取り組めるのが不動産投資の魅力の1つです。本業があると、日中は仕事に時間をかける為、どうしてもプロの投資家と比べて不利になってしまいがちです。しかし、不動産投資の場合は業務のほとんどを外注できる為、毎日のメンテナンスなど不要になりますし、銀行からローンを組む際は、サラリーマンである事がメリットになる場合もあります。資金調達は銀行からローンを組む事ができますし、不動産の登記や法律関連は弁護士や司法書士にお願いすることができます。

また、購入後の税金対策は税理士にお願いすることができますし、投資した不動産のリスク対策や維持管理は保険会社や不動産管理会社にお任せすることができます。ある程度の業務を委託してしまった後は、毎日やらなければならない事がなくなりますので、サラリーマンでもスタートしやすい投資と言えますね。

不動産投資のメリット

それでは、不動産投資におけるメリットをまとめていきましょう。

生命保険の役割がある

投資というとリスクの部分にばかり目がいきがちですが、不動産投資の場合は、生命保険の役割として活用できるという守りの部分もあります。不動産投資も不動産を購入するわけですから、住宅ローンで自宅を買う場合と同じく、団体信用生命保険に加入する必要があります。これは、不動産を購入する際に加入する保険で、万が一の事があった際に、不動産投資で融資を受けた借入残債を一括で返済してくれるという保障があります。

つまり、ご家族には借入がなくなった投資用不動産のみを残すことができますですので、毎月の家賃収入を遺族年金がわりに活用することもできますし、売却すればまとまった現金にすることもできます。通常、生命保険は毎月の支払いが必要になりますが、不動産投資であれば、毎月家賃収入を頂きながら、万が一の為の保障を持つことができるというのは大きなメリットの1つになりますね。

 老後の年金対策になる

不動産投資というのは「家賃」という「不労所得」を得ることができる投資になります。長期的に得られるという事で、老後の年金対策として活用される方が多いです。受給される予定の年金に加えて、家賃収入で毎月5万円、10万円といった収入があれば、やはり心強いですよね。しっかり働けるうちに、将来の資産形成として不動産投資というのは良い選択肢と言えるでしょう。

 節税・相続対策になる

不動産は、現金に比べると相続税の計算の元になる相続税評価額を圧縮することができるので、相続税対策ができるというメリットもあります。現金の場合は、そのままの金額で税金が計算されてしまいますが、不動産投資で所有している土地や建物の場合は、様々な割引が適応されることが多く、節税・相続対策にもなります。

初心者のための不動産投資勉強法

不動産投資を始める際に、何から勉強していいかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは不動産投資の勉強方法についていくつかご紹介させていただきます。

書籍で勉強する

知識を得ると言えば、やはり本から学ばれる方が多いです。特に不動産投資は、日常生活ではあまり見慣れない用語なども多いですので、基本的な知識は初心者向けの本を読むことで勉強するのがいいでしょう。ある程度の基礎知識を知ることができれば、専門家への相談やセミナー参加などで、さらなる知識を吸収することができます。

 インターネットで調べる

書籍と同じくらい一般的になってきたインターネットでの情報収集も有効です。分からない用語などがあれば、すぐに調べられるのでスムーズに情報収集ができます。インターネットは、書籍と異なり、情報発信者が匿名で、誤った情報の場合も多いので注意が必要ですね。不動産会社が運営しているサイトなど、発信源が明確なサイトの情報を中心に集めるのが良いでしょう。

 セミナーに参加してみる

不動産投資は時代によって市場もどんどん変化していきます。やはりセミナーなどで、最新の状況を知る事は非常に大切になります。セミナーというと、経験者ばかりが難しい話をしていて、敷居が高いのではないかと感じられる方も多いです。

ですが、初心者の方にこそ、セミナーでリアルな声を聞くことが、重要になってきます。不動産投資のセミナーはたくさんありますが、特に全くの初心者だという方のおすすめセミナーもございますので、参考にしてみてくださいね。

「０から始める初心者向け不動産投資セミナー（http://fans-g.jp/fudosan-seminar3/）」

 投資家のコミュニティに入る

より深く勉強していくというのであれば、投資家のコミュニティに飛び込むのも選択肢の1つです。実際に投資をしている人たちの話を聞くことで、客観的に自分の状況も見る事ができますし、不動産投資のメリット、デメリットも、他の投資を知る事でより学べる機会も増えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか？今回は、特に初心者の方向けに、新しく始める不動産投資についてまとめさせて頂きました。投資初心者の方にとって不動産投資は、実際に日々見ている不動産を扱うということもあり、気軽に勉強を始められるという特徴もあります。ぜひこの機会に不動産投資をもっと知って頂き、資産形成の選択肢の1つにしてみてくださいね。