「投資についてすごく興味があるけど、やっぱり失敗が怖い」投資してみたいけど、やはり失敗が気がかりですよね。投資を成功させる確実な方法というものはありませんが、「失敗」という観点から見たときには、ある程度把握しておくことが可能です。

この記事では、投資を成功!させるために、失敗しないために、投資家が心得て置きたい事や失敗するパターンなどについてご紹介しているので、きっと不安が解消されるはずです。

投資での失敗と成功の分かれ道

投資で成功する人と失敗する人には、どのような差があるのでしょうか?これから失敗する人・成功する人・両者の違いなどについてご紹介していきます。

投資で失敗する人とは

投資で失敗する人とはどのような方を指すのでしょうか?損をした人?借金を負った人?いえ、投資の失敗はここ!という明確な点は存在しないです。
というのも、投資の目的や目標は人それぞれで仮にその目標を達成していなくても、トータルで見たときに損をしていなければ、失敗とは言えません。

少し分かりづらいので、少し具体的な例を出すと、、

「Aさんは学資保険の代わりに、300万円を運用し、10年で20%得をする」という計画を立てたと仮定します。

この場合、この投資においての成功は、300万円の20%・つまり300万円から360万円にするという計画ですよね。(年間だと2%)この場合に失敗と言えるのは、「10年後に資金が250万円になった」というケースだと言えます。
逆にいうと、目標から少し下がる「10年後に340万円になった」というケースだと、投資においては失敗とは言えません。

この例から言えることは、必ずしも投資においては失敗の逆は成功になるとは言えないのです。

もちろん、資金がすべて無くなった・追証で借金になったなどのケースは、はっきり「失敗」と言えますが、お金が増やせている場合は、失敗とはいえません。そのため、ここまで損をしたら退場というラインを予め決めておいて、そのラインを超えた場合に、失敗した人と言えます。

投資で成功する人とは

投資で成功する人とは、どのような人を指すのでしょうか?大金持ちになること?不労所得が半永久的に入ってくること?もちろん、上記のような状態が達成された場合には、成功と言えますが、投資において必ずしも大金持ちになることだけが成功とは言えません。

投資においての成功とは、投資の目的・目標が達成された時といえます。先程の投資の例だと、実際に360万円を達成した時点で、成功と言えるのです。

そのため、投資をする際には、目的・目標ラインをしっかりと決めておき、自分の中での「成功ライン」についてしっかりと意識する必要性があります。

投資で失敗する人と成功する人の違いとは?

投資で失敗する人と成功する人の違いとは、目的・目標のラインをしっかりと持っていることだと言えます。なぜなら、目的・目標のラインを持っていないと、一度成功ラインに至っても、次から次へと投資を繰り返し、最終的に失敗してしまう人がほとんどなんです。

というのも、投資は「負けて普通」だと言え、もちろん投資法によって負けてる・勝っている人の割合は大きく異なりますが、割合に関して言えば株式投資・FXなどは負けている人の方が多数派なのです。
なにが言いたいかというと、成功できる事が普通ではなく、勝ち続けることは難しいので、目的・目標をしっかりと持って、退場するタイミングを見極めることが重要なのです。

そして、次の投資法や新たな手法・同じ手法の場合でもしっかりと目標を更新した上で資産を運用することによって、勝てる可能性の高い投資法を見つけていくことが重要です。(どんな投資法でも、勝ちやすい時期・負けやすい時期があるため)

退場のタイミングという点については、失敗にも同じことが言え、ここまで損をしたら退場という明確なラインを持っていないと、最悪の場合は多額の借金を負ってしまうケースも少なくありません。成功する人・失敗する人の大きな違いは、退場するタイミングを意識していることです。

よくある投資の失敗パターンとは

投資には、これをやると「失敗パターン」がある程度存在し、失敗パターンを予め意識しておくことで、失敗パターンにはまってしまうリスクを避けることが可能です。これから、投資の失敗パターンである4つの点についてご紹介していきます。

(1)投資を勘違いしている

まずはじめに上げることができる投資の失敗パターンとは、投資を勘違いしているという点です。投資を勘違いしているというのは、様々な解釈をすることが可能ですが、ここでは投資と投機の違いを指します。というのも、投資と言われているようなものは、殆どが投機だと言えます。

もちろん、投資と投機は人によって解釈が違いますが、一般的にインカムゲイン中心なのか?キャピタルゲイン中心なのか?という点だと言え、インカムゲインとは継続的に発生する収益のことで、キャピタルゲインとは資産自体の価値の上昇で発生する収益のことです。(インカムゲイン=家賃収入、株式の配当など、キャピタルゲイン=土地や建物の価値、株価などから収益を得ること)

ポピュラーな投機の1つとして、為替取引であるFXが挙げられますが、FXは完全な投機(キャピタルゲイン)で、株式のデイトレード、スキャルピングなども投機だと言えます。

もちろん、投機でも大きな利益を上げることはもちろん可能ですが、「投資をしたい」と思いながら投機をしてしまうと、痛い目に合うこと間違いなしです。投資をするなら、資本にお金をかける必要があり、投機とは手法・見る場所・勉強することも全く異なってくるのです。「投資」がしたいなら、まず今検討している投資法が本当に投資なの?という点について考慮しましょう。

(2)簡単に大きく稼げると思っている

次に投資で失敗するパターンとして挙げられるのは、「簡単に大きく稼げる」と思っていることです。

投資で富を大きくする人が世の中にいるのは事実ですが、一方でそのような人は本当に少数派ということを考慮しておく必要性があり、本業で一生投資をしていく覚悟がない場合は、そこそこ勝てる人を目指す必要があります。この点を無視して、投資で簡単にお金を稼げると思っていると、必ず痛い目に合います。なぜなら、投資は基本的に誰かが勝つと負けるシステムで動いているからです。

誰も負ける側になりたくて投資を始めるはずがありません。勝つために勉強し、努力して経験を積んで、初めて稼げるか?稼げないか?というスタートラインに立つことが可能です。(気軽に始められるものもありますが、大きく稼ぐという視点で考えた場合)

(3)投資で成功した友人の良い話だけを聞いて、勉強もせずなんとなく始める

次に挙げられる失敗パターンとして、良い話だけを聞いて投資を始める人です。これは、一度成功した話を聞いて、自分もその通りになると確信してしまい、なんとなくいけそう!のような状態を指します。

投資は、まず学ぶ(勉強)、やってみる、経験を得る、経験を活かすのプロセスが重要で、このプロセスの最も重要な部分であるはじめの勉強の部分を飛ばしてしまうと、成功するはずがありませんし、このタイプの方は良い話だけを信じるという点が危ういだけでなく、勉強もしないという方が非常に多いです。

勉強もせずに、なんとなく初めてみて失敗するというケースは非常に多いのですが、まだセーフだと言えます。この程度なら、「あー失敗したなぁ」程度に思えるのですが、厄介なのがなんとなく成功してしまうことです。

一度、成功してしまうとその成功体験が、次の投資へつながり、損をしたとしても、なかなかはじめの成功体験が邪魔して退場出来なくなるのです。ここまで来ると、ただの失敗が人生を揺るがす大きな失敗になる可能性があるので、自分は大丈夫?という点についてしっかりと意識しましょう。

(4)損失をすぐに取り戻そうと冷静さを失う

最後に挙げられる失敗パターンは、損失を取り戻すために冷静さを失うという失敗パターンです。この失敗パターンは、どんな投資するのか?という点が大きく影響するのですが、株式投資などを検討している場合は、値動きが激しいことも多いので、この点をしっかりと意識する必要性があります。

しかし、損をした時にどうするのか?という点は、どんな投資法においても重要なことには変わりなく、投資をしていると必ずどこかで損失が出ます。

世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェットでも、損失を出したことは何度もあります。損失は必ず付いてくるものなので、いかに最小限にとどめるか、上手くコントロールするかが重要になってくるのです。失敗するパターンとして、損が出たときに冷静さを欠いて、取り戻そうとしてしまうことです。

もちろん、損失を出したとしても、利益を出す可能性が高いチャンスがあるなら飛び込むべきですが、熱くなって根拠もなく投資をするようになってしまうと、それはもう投資ではなくギャンブルになってしまいます。

投資で成功するためには

先程、投資で失敗するパターンについてご紹介させて頂きましたが、投資は失敗ではなく、成功するために行うのです。これから投資を成功するために抑えたいポイントについてご紹介したいと思います。

(1)投資の目的を考える

投資を成功するためにまず抑えるべきポイントは、「目的を考える」ことです。
というのも、投資と一言でまとめても、投資法には様々な種類や手法があり、一つ一つに特徴があります。そのため、投資で何をしたいのか?という点についてしっかりと考慮する必要性があり、何をしたいのかというのは、お金をどう動かしたいのかという点に繋がります。

例えば、短期的・小資本で始めたい方が不動産投資を始めても目的を達成することは難しいですし、逆に長期的にほぼ放置のような投資を考えている人がデイトレードを始めるのは、賢い選択とは言えません。そのため、投資で成功するなら「どういう投資スタイルで何が目的なのか?」という点についてしっかりと考慮しましょう。

(2)目的に合った投資商品を選ぶ

次に投資で成功するために重要になるのは、「目的にあった投資商品」を選ぶことです。
投資で成功するためには、目的が見つかったなら、次は具体的にどう実現するのか?という点についてしっかりと吟味する必要があります。

目的が見つかれば、投資法が見つかりますし、投資法が見つかったら目的にあった投資商品を見つけます。そして、その投資商品の特徴によって、投資スタイルが大きく変化するので、自分がどう投資に関わっていくのか?という重要な点についても考えるきっかけになります。

(3)少額から初めて勉強していく

次に抑えておきたい投資で成功するためのポイントは、「少額から始める」ことです。どれだけ勉強しても、どれだけデモトレードをしても、経験を積まないと意味がありません。
特にFXの場合は、デモトレードなどで経験を積むことが可能ですが、リアルのお金で運用していくと、FXの難しさが分かります。

数秒ごとに数千円~数万円得したり損したり、普通の人なら精神的に緊張状態に陥りますし、それが時に熱くなってしまう原因になり、冷静な判断の邪魔となり、損失につながります。

はじめての頃は、どこかで損を経験するものです。
そのときに、その損を出来るだけ大きくしないための工夫が必要で、最も簡単な方法は少額から始めることなのです。
そして少しずつ損したり、得したりを繰り返し、勉強・経験を重ねていくいくうちに、成功に近付いていきます。

(4)投資対象を分散する

次にご紹介したい投資で成功するための方法は、「投資対象を分散する」ことです。出来るだけ安定を求めて投資をするなら、投資対象を分散する必要性があります。

例えば、リーマンショックの時のように株価が下がっているときはリスク性資産である株式が嫌気され、相対的に安全資産とされる日本円や日本国債に資金が流れ、円高・債券価格の上昇といった事象が起きていました。
そのため、上記のような事が起こった際に債券と株式に分散して投資をしておくことで、どちらかで損失が出た場合でもその他の資産でカバーできるという状況を作る事が可能です。

(5)投資する時期を分散する

最後にご紹介したい投資で成功する方法は、「投資する時期を分散する」という点です。
投資の時期を分散するというのは、ドルコスト平均法という投資法が一般的ですが、簡単にまとめてしまうと、毎月定額で買付けていくことです。

プロフェッショナルの投資家でも、完全・正確にいつ上がる?下がる?を予想することが難しく、それが初心者になると尚更です。しかし、ドルコスト平均法では毎月決まった額で買うため、安いときに多く買い、高いときには買いを控えることになります。こうすることで、極端に高い値段で銘柄を買い付けるリスクを避けることが可能なので、初心者の方におすすめしたい手法です。

それぞれの投資商品のメリットとリスク

この記事では成功する・失敗する人やパターンなどについてご紹介させて頂きましたが、具体的にどんな投資法があるのでしょうか?もちろん、これらの投資法以外にも、種類はありますが、ポピュラーな投資法である5つとメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

株式投資のメリットとリスク

まず、はじめにご紹介したい投資法は「株式投資」です。やはり、投資と言えばまずはじめに、株式投資を想像する方も多いのではないのでしょうか?
株式投資は古くからたくさんの投資家を生んできた投資法ですし、インカムゲイン・キャピタルゲイン両方の収益を期待できる便利な投資法でもあります。

株式投資のメリットは、利便性にあると言えます。
というのも、株式投資で利益を出す方法は主に、株価の変動で稼ぐキャピタルゲイン、分配金などを目的としたインカムゲインの両方を期待できる投資ですし、手法としてキャピタルゲインを中心としたスイングトレード・デイトレードなどがあります。
これほど、たくさんの手法を使うことのできるのは、株式投資の魅力だと言えます。

株式投資のデメリットは、株価の大きな変動が挙げられます。
というのも、株式の価値を決めるのは株式を発行している営利企業です。
営利企業の使命は、利益を出していくことですので、経営状態や災害などの不可抗力によって、株式の価値は大きく変化します。

もちろん、それはどんな投資法にも言えることですが、株式投資は特にその煽りを受けやすく時には、今持っている株式が紙くずになってしまいます。

投資信託のメリットとリスク

次にご紹介したい投資法は投資信託で、「投資信託」とはプロに運用を任せる投資商品です。

投資信託を購入すると、分配金を受け取る事はもちろんですが、投資信託は日々価値が変化するので、例えば2万円の投資信託が3万円になれば、1万円の利益を出すことが可能です。

投資信託のメリットは、プロに任せる事ができる安心感が挙げられます。投資信託では、資産運用のプロが、投資信託の価値を上げるために日々頑張ってくれているので、初心者には安心感という部分が強くメリットとして出ると言えます。不動産投資、債権、株式など、投資信託によって投資対象が異なるので、これまで自分が扱ったことがない分野に手軽に挑戦できるという特徴もあります。

投資信託のデメリットは、投資信託の保有中にもお金がかかってしまうということです。
というのも、投資信託では買付時に手数料あかかること、保有期間中に委託報酬がかかっている(基準価額から日々差し引かれている)点がデメリットになります。

債券のメリットとリスク

次にご紹介したい投資法は「債券」です。
債券は国や企業の債権を、証券会社を通して購入することで、このような投資商品を有価証券とも言います。
有名なものだと、国債が挙げられ、国債は国の債権を購入することで、国にお金を貸して利益を受け取ることです。

債券のメリットは、低いリスクという点が挙げられます。
もちろん、どんな債券に投資するのか?という点によっても変化しますが、特に国債などの債券はリスクが低いです。
なぜなら、日本のような国が明日すぐ破綻!なんてことは考えにくいですし、銀行に預けておくよりも、相対的に高い利回りになる場合が多いです。

逆に債券のデメリットは、利率が低いという事が挙げられます。
銀行に預金する事によって高い利率を期待することは難しいですし、銀行に預けておくよりも国債などに投資しておけば、高い利率が期待できます。しかし、これはあくまで銀行預金と比較した場合で、他の投資法と比べたときに、債券はどうしてもリスクが低い分、リターンも低いという仕組みになっており、少額の資金で高い運用益を期待している場合には、おすすめできない投資法です。

FXのメリットとリスク

次にご紹介したい投資法は「FX」です。
FXとは、Foreign Exchangという英語の略式のことで、日本語では外国為替証拠金取引と言います。どういう投資法なのか?というと、為替(通貨の価値)の動きを利用して、利益を出していくのです。

例えば、アメリカに旅行すると仮定しましょう。

空港で1ドル=100円のレートで、1,000ドル(10万円)両替するとします。

楽しいアメリカ旅行から帰ってきましたが、500ドル残ってしまいました。
旅行から帰ってきたときのレートが120円になっていたとします。
すると、日本円に両替すると、6万円が返ってくることになりますよね?旅行に行くときの、レートよりも20%上乗せされて、両替されるのです。

普通ならラッキー!程度に終わりますが、FXはこのお金の価値の変動によって、本気で利益を出すことなのです。

FXのメリットは、レバレッジをかけられること、少額でも始めることができる点です。
FXでは、レバレッジを掛けて取引をすることが多いので、少額でも大きな利益を出していくことが可能です。

FXのデメリットは、ハイリスク・ハイリターンである点で、レバレッジがかけられるため、逆に損失が大きくなrる可能性がある点です。FXでコンスタントに利益を出していくためには、他の投資法よりも難しい事が多いという事を意識しておきましょう。(継続して利益を出すのは難しい)

不動産投資のメリットとリスク

最後にご紹介したい投資法は、「不動産投資」です。不動産投資とは、アパートやマンションの一室等を購入し、賃貸として貸し出すことや、価格の上昇によって売買することなどによって、利益を出していく投資法です。

不動産投資のメリットして、融資が受けられる、比較的リスクが少ない事が挙げられます。サラリーマンがキャッシュで、アパート一棟ごと購入することやマンションの一室を転売して利益を出していくなんて、普通なら難しいですよね。しかし、不動産投資では投資対象が不動産なので、投資対象自体を担保にすることで融資が受けられます。投資という用途で、一般の方が低い利率で融資を受ける事が出来るのは、不動産投資の醍醐味だと言えます。

また、もう一つ挙げられるメリットして、リスクが比較的少ないという点が挙げられます。というのも、都心や大阪・名古屋などの地域の不動産の価格は、他の地域と比べて比較的安定しており、地域によってはかなりリスクを下げる事が可能なのです。

不動産投資のデメリットは、融資という部分が挙げられます。先程、メリットとして上げた融資ですが、不動産投資では融資による、レバレッジを掛けて運用していくことが必須です。そのため、融資はほとんどの場合、通らないといけない道です。個人の場合だと、個人の信用力なども問われるので、融資を受けられるほどの信用力がない方は、難しいと言えます。

最後に

今回は、投資で成功する人や失敗する人・パターンなどやポピュラーな投資法などについてご紹介させていただきました。

どんな投資でも共通して言えることは、投資はギャンブルと違い、自分で成功する確率を限りなく上げて行くことが出来るという点です。もちろん、そのためにはたくさんの経験や知識が必要になりますが、どんなに成功した投資家でも生まれてすぐ投資に関する能力があった訳ではありません。

どんな方でもいつでも投資を始める事が出来ますし、成功するための経験・勉強は早く始めた方がより早く成功に近づけます。初めから高リスク・多額の資金が必要になる投資は難しいですが、少額から始めることの出来る投資で、徐々に経験や知識を付けていきましょう。