マンション経営に興味があるなら、基本的なことをしっかり学んでから始めましょう。何も知らないまま始めてしまったのでは、リスクが大きすぎます。マンション経営の魅力はどのようなところにあるのか、経営する際にはどんな経費が必要なのかなど、始める前に知っておいたほうがよいことをまとめてご紹介します。

☆マンション経営の仕組み

マンション経営の仕組みは、多くの人が想像しているよりもかなり単純かもしれません。収益の上がりそうなマンションを購入して、それを他人に貸し出して家賃収入を得るというのが基本的な仕組みです。区分マンションを1室単位で購入するため、1棟丸ごと購入するアパート経営よりも始めやすいと言えます。マンションの購入資金は、一部頭金を入れて残りはローンを組むというパターンが一般的です。家賃収入を使ってローンを返済するため、うまく運用すれば資産形成にも繋がります。ローンを完済すれば家賃収入を全額得られるようになるうえにマンションも現物資産として手元に残ります。
詳しくは、「マンション経営の仕組みを徹底解説!知識を蓄えて健全経営を!

☆マンション経営に必要な経費とは

マンション経営にはいろいろな経費が必要です。例えば、マンションの購入費はマンション経営をするための必要経費ですから、ローン関係の費用もマンション経営の経費と言えます。また、オーナーの代わりに入居者の対応をしたり家賃の集金をしたりする管理会社に支払う管理費、建物や設備の減価償却費、修理や修繕のための修繕費などもマンションを維持していくために必要な経費に当たります。もちろん、税理士や弁護士などを依頼したときに支払う報酬もマンション経営を行うために必要な費用ですから、経費ということになります。経費は確定申告で計上すると、所得税の課税対象額から差し引くことができます。マンション経営のためにかかった費用のみが経費になりますが、サラリーマンが副業で行っている場合には、サラリーマンとしての収入も含めたところから経費を差し引くことが可能です。そのため、確定申告を行うことで余分に支払っていた所得税の還付を受けられます。
詳しくは、「マンション経営の必須知識!経費の基礎を知ろう!」 をご参照ください。

☆マンションオーナーの収入について


マンションオーナーというと、家賃収入が丸々収入になっているように感じられるかもしれませんが、経費やローンの支払いもあるため、家賃収入から経費やローンの返済分を抜いたものが月々の収入になります。ですから、ローン返済中の収入は実際の家賃よりも少なくなります。特にワンルームマンションを1室だけ持っているような場合は家賃自体が安いため、かなり少なく感じられるかもしれません。しかし、マンション経営以外の収入がある場合には、本業で稼いだお金をつぎ込まず投資が可能である点に注目しましょう。ローンを完済すれば家賃収入の手取り分が増え、マンションという現物資産が手に入る点は大きなメリットと言えます。
詳しくは、◆◆リンク設置(・アンカーテキスト:「マンションオーナーの気になる収入!実際いくら稼いでる?」 ・記事管理ID:「001_4_4_U4」◆◆をご参照ください。

☆マンション経営の失敗事例

マンション経営を成功させるためには、反面教師として失敗事例について知っておくことも大事です。成功した人の真似をしても必ず成功するとは限りませんが、失敗した人がなぜ失敗したのかを知り、同じ轍を踏まないようにしておけば、失敗はしにくくなります。マンション経営の失敗は物件選びの段階で決まってしまっていることが多いため、まずは物件選びの際の失敗に着目しましょう。失敗しないための基本的なポイントは、賃貸物件を借りたい人が多く集まる都心部鈍権を持つこと。駅から近い立地の良い場所に物件を持ち、適切な賃料で貸し出すことが重要です。とても単純な条件ですが、この条件を守れずに失敗している人は少なくありません。
詳しくは、◆◆リンク設置(・アンカーテキスト:「マンション経営の失敗事例と解決策まとめ」をご参照ください。

☆マンション経営のリスクを知ろう

マンション経営にはリスクが付き物です。しかし、どのようなリスクがあるのかを正しく知り、リスクに合った方法で対処すれば、リスクは軽減することが可能です。マンション経営において、最も多くの人が気にするリスクが空室リスクです。マンション経営は1室単位で経営するため、もし空室ができてしまうと1室だけしか所有していない場合には収入がゼロになってしまいます。空室リスクを抑えるためには、所有する物件を賃貸需要の高い地域に持つことがポイントになります。いくら建物がきれいでも、賃貸需要のない地域でマンション経営してしまったのでは空室はなくなりません。賃貸物件の需要が高いエリアに魅力的な物件を持つことが、賃貸経営を行ううえでは重要なカギを握ります。このほかにも、マンションが古くなってくると家賃が下がってしまうリスクがあったり、家賃の滞納が起こるリスクがあったりもします。いずれのリスクも家賃収入に直結するため、事前に対処の仕方をある程度考えておく必要があります。
詳しくは、「健全なマンション経営のために!入居者関連のリスクと解決策まとめ」 をご参照ください。

☆マンション経営を成功させるコツ


マンション経営を成功させるなら、細かいコツをつかみましょう。マンションを購入する前にローンの返済などについてのシミュレーションを繰り返しておくと成功しやすくなります。経費を引いたときの毎月の手取り家賃がいくらぐらいになるかはもちろん、複数の部屋をどれくらいの時期をずらして購入すれば運用しやすくなるのかなどについてもシミュレーションをしておくことが大事です。ただし、満室という条件だけで計算したのでは、現実とかけ離れた数字が出る可能性もあります。ベストな形は何室所有して経営することなのかも、しっかりシミュレーションを重ねることでわかってきます。
詳しくは、「マンション経営を成功するために!知っておきたい5つのポイント!」 をご参照ください。

☆マンション経営、購入するなら新築?中古?

最後に、マンション経営をする場合には新築マンションと中古マンションどちらを選んで経営したいと考えている人が多いのかを調べてみました。

【質問】
マンション経営をする際に購入する物件は新築と中古のどちらが良いと思いますか?

【回答結果】


新築:94名
中古:61名

【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:20代以上・男女
調査期間:2017年3月28日~2017年3月29日
有効回答数:155サンプル

★新築マンションを選びたいという人が多数派
今回のアンケートでは、新築マンションを選ぶ人が約6割という結果になりました。

・新築物件のほうが人が入りやすいと思います。新しい家に住みたい人は多いはずなので。(40代/専パート・アルバイト/女性)
・立地などの詳細条件がないとなんとも言えませんが、同じ条件であれば新築の方が集客力は高そうな気がします。(40代/会社員/男性)
・中古マンションは耐震・耐久、リフォームに結構な費用をかけないと長期経営はきついと思う。(60代/専業主婦・主夫/女性)

新築マンションを選んだ人のコメントを見ると、新築なら当面修繕費など余分な出費が必要になる心配がなく、同じ立地条件であれば新築のほうが借り手が多いと考えている人が多いようです。新築であること自体が有利に働くと見ている様子がうかがえました。一方、中古マンションを選んだ人のコメントは次の通りです。

・新築は高額で買うのに躊躇する。分譲で買う人は新築にこだわる人が多そうだが、賃貸であれば新築にそこまで重要視する人は少なそうだから。(20代/会社員/女性)
・中古であればリスクとリターンが予測しやすいからです。新築では難しい。(30代/会社員/男性)
・初めは中古から行なってみる方が、失敗した時のリスクが少ないような気がします。(40代/会社員/男性)

中古マンションを選んだ人のコメントには、初めて経営するなら中古からという意見が目立ちました。初期費用が新築に比べて安いうえに、既に入居者がいる中古マンションなら、ニーズの予測がしやすいためリスクも小さいと考えた人が多かったようです。

アンケートの結果、新築を選ぶ方が多くなりましたが、新築と中古それぞれにメリットがあるため、実際のマンション経営を行う際には、立地も十分に考慮したうえで自分が納得して投資できる物件を選ぶ必要がありそうです。

☆まとめ

マンション経営にはいくつかリスクがありますが、それを上回るメリットもあります。リスクは適した対策を取ることで軽減することができますから、リスクだけに目を向けずに全体を見てみましょう。マンション経営を基礎からしっかり学べば、失敗を回避して成功に近づくことができるはずです。

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