アパート経営を行っている時に、利益がそれなりの額になり軌道に乗ってくると法人化を検討する人も出てくるでしょう。
個人事業主や副業で行うよりも税制など様々な面で制度が変わってきます。ではわざわざ手間を掛けて法人化をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。100人に気になるその点を聞いてみました。
二重の節税効果があるので、かなり有利に運営できる
法人化の具体的なメリットで挙がってきた点には、まず法人税なることに寄る節税効果、経費計上ができる、信用が上がるなどでした。
・アパート経営においての法人化メリットは節税対策になることだと思います。(30代/男性/会社員)
・安倍政権になってから、法人税率は減少傾向なので、個人的にやるより、法人化した方がメリットが大きいと思います。(20代/男性/契約派遣社員)
・経費を多く計上できるので、税務上有利になる。個人経営では節税しにくいです。(40代/男性/会社員)
・法人化することで、控除額が増える! 経費として色々と計上出来る。など(30代/男性/会社員)
・個人とは違いましてやはり法人となりますと、信用がつきますのでその点は大きいです。(70代/男性/無職)
・管理人を雇って経費にしたり、個人の名前のオーナーより社会的信用もあって入居者も集まりやすいと思うため。(30代/男性/自由業・フリーランス)
・相続の際に財産贈与が株式等を贈与する形になるので簡単明瞭に行う事が出来ます。(50代/男性/無職)
消費税など個人にかかる税金が上がる一方で、法人税は低下傾向にあるので法人化することによる節税効果はかなり大きいと言えそうです。
所得税と法人税の金額を比較し、法人税の方が低くなる収入まで伸びたら、法人化をしてしまったほうが良さそうですね。
またいろいろな出費も経費にできるので、やり方次第では二重の節税ができるかもしれません。
また個人の名前で募集するより、法人の方が信用されやすく入居者募集にも有利という声もありました。入居者にとっても法人物件の方がメリットが大きく安心して住めるのでしょうね。
その他にも相続にも有利という声もあり、まとまった資産がある高齢の方向けとも言えそうです。
より大きく稼いでいきたいなら法人化は検討の価値あり
アンケートを見ていくと節税に多大な意味があり、
その他に法人になることで他者に信用される効果があるということが分かってきました。
あまり稼がない、稼げない人にとってはそれほど意味は無いかもしれませんが、節税ができるようになるとキャッシュフローも増やせて多くの物件への投資も可能となるでしょう。
そうすれば法人を大きくし、かなりの収入を得ることも現実味を帯びてきます。
副業で片手間に稼ぐ程度で良いという人は、法人化は面倒に感じるかもしれません。
しかし不動産投資の規模をより大きくしていきたいのならば、法人化は非常に有効な手段であり検討の価値もあるといえるのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100
【記事筆者】
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