サラリーマンの副業・本業として人気が高い不動産投資ですが、不動産投資会社が倒産するリスクを考えていますか?大規模な会社だからといって安心はできず、経営が悪化している管理会社を選んでしまうと、倒産の被害を受ける可能性があります。不動産投資にリスクはつきものですが、管理会社の倒産リスクを考えて、事前に経営状態について調べるなど情報収集を怠らないことが必要ではないでしょうか。今回は、不動産投資会社の倒産に関わるリスクについて解説していきます。

☆不動産投資会社に依頼するメリットとデメリット

不動産投資会社に依頼する最大のメリットは、物件を管理するための時間を取られないことです。

物件の契約時や入居時、水漏れなどのトラブルクレームなどがあった際に、これらの対応をすべて自分でやるとなると、片手間で行うことは不可能です。不動産投資がサラリーマンの副業として人気があるのも、管理をすべて任せられることが最大の理由になっています。

また、家賃の滞納があっても、管理会社に任せることで家賃の督促や法的な手続きを行ってくれます。

不動産投資における様々なトラブルを防ぐためにも、管理会社に依頼するメリットはあります。

一方、デメリットは、家賃の数%の管理料を支払う必要があり、物件のローンがある場合には負担になるということと、万一管理会社が倒産した時には、債権を取り戻すことが困難なことです。管理会社が倒産しそうな兆候を見つけたら、早めに適切な行動をとることをおすすめします。

☆不動産投資会社の経営状態を判断するポイント


信頼できる不動産投資会社を選ぶことによって、投資の成果が上がるだけでなく、リスクを防げるようになります。まずはHPで以下を確認してみてはいかがでしょうか。
・資本金
・従業員数
資本金や従業員数は、そのまま会社の規模を表しています。

会社の規模が大きければ、クライアントの数も多く、実績や信頼度も高いと判断できるでしょう。

勿論、大規模な会社であっても100%安心ということにはなりませんが、健全な経営がされているという目安になります。また、滞納家賃の回収力があるかどうかも重要ではないでしょうか。

滞納によって家賃収入が入ってこない状況が長く続くと、経営が破綻する可能性があります。

滞納件数が何件あるのかを確認しておくのも、信頼できる会社かどうかを判断する際に役立つポイントになります。

これらの確認をしないでそのままリスクを背負うのは、投資ではなくギャンブルと同じになってしまうのではないでしょうか。信頼できる管理会社を選び、安全な不動産投資を心掛けると良いでしょう。

☆リスクを理解して倒産時の損失をカバーしよう

管理会社が倒産した場合、数ヶ月分の家賃収入と敷金が破産債権となり、回収できる可能性はほぼ0だと考えた方が良いです。そうなると、本来取れるはずの資金を回収しそこねてしまうため、自分が痛い目にあうことになります。

どれだけ規模の大きい管理会社でも、倒産するリスクが0だとは言い切れません。管理会社の倒産リスクに備えて、敷金はあらかじめオーナー預かりにしておくことで、このようなリスクに備えられます。

管理会社の倒産を知ってから動くのでは間に合わないことが多いので、万一の時のために敷金だけでも手元に預かっておくことをおすすめします

管理会社が敷金を預かる方法にしている人は、オーナー預かりに変更するのをおすすめします。また、倒産の兆候がないかどうか、常に情報収集を怠らないことが大切ではないでしょうか。地域の賃貸会社との繋がりやその他のネットワークを広げて、万一の時に適切な対応ができるよう準備しておきましょう。