不動産投資は投資をして利益を得るという目的以外にも、税金対策ができるという特徴があります。不動産のローンは毎月の家賃収入と相殺され、また、副業として不動産投資をしている場合、本業の所得と損益通算できるので、それも魅力のひとつでしょう。そこで、今回は税金対策として不動産投資が魅力的に映るかをアンケート調査してきました!

【一番多い回答(※「その他」を除く)】

投資と節税の順番を間違えないように!

アンケートの結果、魅力を感じないと回答した人が60%以上となりました。
・収入アップが目的の投資には夢を感じるが、税金対策の投資にはあまり魅力を感じない。守りのイメージがあり、華やかさや夢に欠けるから。(20代/女性/無職)
・良い不動産に投資するなら話が別だが、特に特徴もない物件に投資しても、後々負債になると思うから。(20代/女性/専業主婦)
・相続税などの節税対策を理由に不動産投資を始めるなら必ず失敗を起こすから。(30代/男性/会社員)
・一時的には節税を見込めるけど長期的なことを考えたら税金対策を目的とした投資はすべきでないと思うので。(30代/男性/自営業(個人事業主))
アンケートの回答には、不動産投資の節税について厳しい意見が散見されました。

 

回答者の指摘によれば、節税のために始める投資は失敗するとのことで、理想的には不動産投資をしているうちに節税ができているという状態なのかもしれません。確かに価値がない不動産を税金対策のために購入しては、後々税金がかかってきたり、処分に困ったりすることでしょう。まずは価値のある不動産を見つけることから投資を始めた方が良いと言えます。

【二番多い回答(※「その他」を除く)】

税金対策プラスアルファで魅力が多い

魅力を感じるという回答も続けて見ていきましょう。
・相続が発生した場合、現金に比べて不動産は税金が安いからです。(30代/女性/パートアルバイト)
・魅力感じます。とにかく今は、貯蓄を増やしたいので。その意味でも魅力的です。(30代/男性/会社員)
・税金対策になる上に、ハイリターンが望める副業になるから魅力を感じます。(30代/男性/会社員)
・地域や税率にも大きく影響すると思いますが、場所を吟味すれば、税金対策には利はあると思います。(40代/男性/自由業・フリーランス)
節税としての不動産投資にメリットを見つけている人の多くは、税金対策以外にも、貯蓄が増えリターンが得られるという投資の部分に魅かれるものがあると感じているようです。税金対策ができるといえども本来不動産投資はあくまでも資産運用なので、リターンの部分に焦点を当てることで、勝算が見えてくるのかもしれません。

不動産投資を賢く利用するためにできることとは

アンケートの回答を参考にすると、理想の不動産投資と税金対策の関係は、初めに魅力的で価値が高い物件を見つけ、それを運用していく傍ら節税も同時に行うことだとわかりました。

逆に危険なのは、節税のために二束三文の不動産を高値で購入し、後々固定資産税などの税金を取られるという本末転倒の結果になることでしょう。不動産投資は投資なので、必ず儲かるわけではありません。甘い話や怪しい話に騙されないように、賢く税金対策をしていきましょう!

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル