2020年東京オリンピック開催の影響により、不動産投資を始める方が増えてきています。

また、都内の様々な地域で都市開発が行われています。しかし、

「オリンピックまでは景気は良さそうだけど、その後は実際どうなるの?」

こう思う方は多いのではないでしょうか。

未来のことなので、「絶対にこうなります!」とは一言では片付けられませんが、

不動産投資に限らず、色々な方面の方が今後の景気について気になっているはずです。

今回はその東京オリンピックと不動産投資の関係性について、紹介していきます。

オリンピック後の景気

2012年のロンドンオリンピック後は、長期的な経済効果が続いている反面、

1964年の東京オリンピックの後は不景気に陥ったという事もあります。

しかし、その後は徐々に活気を取り戻したので

一概に良いとも悪いともいえないところです。

リスクを考慮した上で中長期的な視点で判断する必要があるでしょう。

東京オリンピック開催によるメリット・デメリット

メリット

~交通が利便性が高まる~

オリンピックが開催される臨海部では、今後交通の便が良くなることが予測されます。

交通がよくなるということは、

もちろんその周辺の不動産物件の価値も上昇することが考えられます。

オリンピックに向けて外国人観光客向けの事業として、

羽田空港とのアクセスが便利になるように東京駅と直結することや、

川や運河を観光船が走りまわれるような都市計画が進んでいます。

~土地、不動産価値の上昇~

東京オリンピックに向けて国内、国外問わず投資家の間で不動産売買が盛んになっています。

それだけ需要があり、不動産価値が上昇しているのも事実です。

北京オリンピックの時には、不動産の価格が極端に上昇して、

家賃が何倍にもなった物件もあったそうです。

ロンドンオリンピックの際にも、同じように家賃が上昇する現象が起きました。

このことから、今回の東京オリンピックでも同様の現象が起きることが想定されるので、

不動産投資や株など、積極的に投資をしている投資家もいます。

デメリット

~オリンピック終了後の流れが読みづらい~

オリンピック後を不安視している方も多いかと思います。

これは、一概に悪くなるとは言い切れず、

東京オリンピックにより海外の日本に対する見方が変化することで、

海外の企業や人材が以前よりも積極的に国内に進出することも有り得ます。

人口増や不動産価値の変化など、他にも様々な経済効果を生むことが予想されるので

良くなるか悪くなるのかは誰にも分からないところです。

しかし、今後の流れが読みづらいという点ではマイナスと考える人もいるでしょう。

オリンピックに左右されない、需要のある立地を選ぶ

2020年の東京オリンピックの効果により、

今後も不動産価値が上がることが見込まれます。

しかし、オリンピック後の不動産価値がどのように変化するかは読みづらいです。

リスクを最小限に抑えるのであれば、

都心部や有名大学の近くなど、常に需要のあるようなエリアを対象に不動産投資をすれば、

そこまでオリンピックの影響を受けることはないかもしれません。

オリンピックに直接影響のある地域は、リターンは大きいかもしれませんが、

その分のリスクも考えなければなりません。