どのような投資でも、リスクはついてまわるものですよね。それは不動産投資でも同じことで、絶対に成功する投資などは存在しないのです。では、不動産投資にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
そこで、不動産投資のデメリットの中で最もリスクが高いと思うものを、4つの選択肢の中から選ぶというアンケート調査を行いました。
※一番多い回答「その他」を除く
空室リスクは不動産投資の成否を分ける空室リスクは不動産投資の成否を分ける
4つある選択肢の中から6割近い得票率を得たのは、空室リスクでした。
・不動産投資で一番厄介なのは空室になることです。どの物件がいいかは、どの物件が空室にならないかだと思います。(40代/男性/会社員)
・必ず入居者があるとは限らないので、空室のリスクが一番大きいと思います。(40代/女性/専業主婦)
・賃貸料が継続して入ってこないと投資に見合ったリターンが絶たれてしまうというリスクがあります。(50代/男性/無職)
収入に直結する空室のリスクは、多くの人が警戒するものであるとアンケートから明らかになりました。良い物件の条件は空室がない物件だと指摘する人もように、空室率が低い物件はデメリットも低いことがわかります。
予測不可能な怖さが災害リスクをアンケートの上位にさせた理由
続いて、災害リスクをデメリットに挙げる人が多くいる結果でした。
・災害が起きた時に安心して住むことができる建物なのかどうかが実際にはわからないから。(20代/女性/会社員)
・災害リスクは本当に怖いです。たった一度の災害で、大きなリスクを背負うことになります。(40代/女性/自由業・フリーランス)
・金利や空室はある程度想定できますが、災害被害は予想できないので。(20代/女性/学生)
災害のリスクを大きなデメリットと答えた人の多くは、
突然襲ってくる予想不可能な怖さがネックだと考えているようです。
災害が起きた後でも建物の安全性が保たれるかは誰も知ることができないので、常に不安がつきまとうのが災害リスクと言えるでしょう。
投資の要、インフレリスクを警戒する声もある
およそ1割ほどの支持を得たのはインフレリスクでした。
・今の日本の景気はなかなか読みにくいので、インフレのリスクは回避したいです。(30代/男性/契約派遣社員)
・長期の投資のため、現状は振れ幅が大きすぎて予測が立てづらくデメリットとして無視できないと思います。(20代/女性/会社員)
・買った後に、大幅に値下がってしまったら、どうしようもない。家賃収入など、微々たる物。(40代/男性/会社員)
家賃収入が低くなることよりも、建物の価値自体が下がってしまうインフレリスクを警戒する人の指摘からは、景気動向に大きく左右される不動産投資の危険性を読み取ることができます。
不動産投資は多くの場合長期にわたるので、経済の波にさらされる可能性は高いようです。
資金繰りで手詰まりになるというリスクもある
最後に金利のリスクを指摘した声も聞いてみましょう。
・不動産投資におけるデメリットは、お金が不足して借りると金利リスクがあると思います。(40代/男性/会社員)
・金利の事を考えずにおこなっていると、自分が損をするので金利リスクがあるを選びました。(30代/女性/無職)
・不動産投資におけるデメリットは金利リスクがある と思います。インカムが読めないと特に。(40代/男性/会社員)
不動産投資についてまわる金利のリスクは経済動向などによって変わってくるので、常にチェックをしていなければなりません。
少しでも金利が高いと思えば低い金融機関に借り換えるなど、対策を練っておくことが大切でしょう。
リスクを知り、それを管理するのが投資家
今回のアンケートから、不動産投資にはいろいろなリスクが伴うことがわかりました。
しかし、事前にどのようなリスクがあるかを把握しておけば、後悔する可能性は少なくなるでしょう。
それぞれのリスクにはそれぞれの対策を講じることができるので、リスクマネージメントを日頃から意識して行うように心がけてみてください。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年05月10日~2016年05月24日
■有効回答数:100
【記事筆者】
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