気軽に不動産投資が行えるREIT。しかし、投資信託の1つということには変わりはないですから、価値が下がってしまうこともありますよね。REITの価値が暴落したとなれば、当然ながら損失も生じてしまうものです。そのような事態に備えて対策を行っておけるといいのかもしれませんが、投資を行っている方は実際に何か予防策は打っているものなのでしょうか。そこで、REIT価値が暴落した時のために何か具体的に対策をしているかどうかについて、アンケート調査を行ってみました。
※一番多い回答「その他」を除く
対策していないが過半数!まず対策方法がわからない!?
なんと、対策していないと答えた方が過半数で、100人中55人を占める結果となりました。
・特に今はしていません。というよりかは、どうすればいいのかわかりません。(30代/男性/会社員)
・暴落した時の備えとしての良い対策方法を思いつかないからです。(40代/女性/専業主婦)
・現時点では何もしてないです。情報収集だけはやれば問題ないかなと思いますよね(30代/男性/契約派遣社員)
・REITが最近流行ってきているので暴落することはそこまでないと思うから(10代/男性/学生)
まず、REITの暴落に備えた対策方法がわからない、あるいは思いつかないという意見が目立っています。敢えてしないというよりは、対策を行いたくても方法がわからないからできないもどかしさを感じているのかもしれません。敢えてしていない方の中には、特に暴落に対する危機感を感じていないと見て取れるような意見が多くなっていました。暴落する可能性が低いだろうと感じているのなら、特に対策は行わなくても問題ないものだと思う傾向にあるようです。
分散投資が基本?他の投資と合わせてリスクヘッジ!
一方で、対策を行っていると回答した方は100人中45人でした。
・リートは小額から投資が出来るので、株とか外貨とか、ポートフォリオ組むことかな(30代/男性/会社員)
・FXをやっています。為替の動向をみつつFXである程度先もよめるので暴落するときには、情報があったりするのでためになると思います。(40代/女性/パートアルバイト)
・損切りラインを設定して、躊躇せずに実行する事で対策をとっています。(40代/男性/パートアルバイト)
・ハイリスクハイリターンの銘柄のものを買わずに将来安定的な銘柄を買っている。(20代/女性/無職)
具体的な対策方法としては、分散投資によるリスクヘッジを行っているというのが主なようです。
REIT以外の投資も行い、REITで損失が出たとしても他の投資でカバーすることでリスクヘッジになることが伺えますね。他にも、いくらで損切りするか区切りをつけたり、できる限り安定しそうな銘柄を選んだりといった方法もあるようです。投資の仕方は人それぞれであると伺えますし、対策をするのなら自分自身のスタイルに合った方法を実践してみるといいのかもしれません。
回答結果は僅差!対策をするかは自分次第?
アンケート調査を実施した所、REITの暴落に備えて対策を行っていないと答えた方のほうが多くはなっていたものの、反対意見と僅差という結果でしたね。方法がわからないから特にしていないという意見も目立っており、統計的には何か対策を行いたいと思っている方のほうが多いと考えられます。
ただ、どちらか一方に意見が偏っているわけではないので、対策を行うべきかどうかは自分次第だと言えそうです。具体的な対策方法としては、分散投資によるリスクヘッジが主であることもわかりましたから、対策をしてみたい方はまず、この方法を実行に移してみるといいのかもしれませんね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル
【記事筆者】
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