投資初心者にとって、資産運用を専門家に任せられる投資信託は始めやすい投資対象の1つですよね。特にJ-REITなら、「いずれは不動産投資を……」と考えている人にとっては今後に向けての勉強にもなります。しかし一口にJ-REITといっても様々な種類があり、銘柄選びには苦労してしまうかもしれません。そこで今回は、みなさんがどんな基準でJ-REITの銘柄を決めているのかをアンケート調査してみました。

※一番多い回答「その他」を除く

やっぱり!?得るものは得たいから!

半数近い票を獲得し、1位となったのは「利回りや格付け」となりました。
・利回りや、格付けは社会的信頼で評価されているので、重要だと考えています。信頼なければ、危険です。(30代/女性/会社員)

・格付けを重視します。どんなに良さそうな銘柄でも、破綻してしまっては元も子もなくなってしますからです。(40代/男性/会社員)

・手堅く配当金を得るためにその商品の安全性を重要視しているからです。(20代/女性/会社員)

・すべてが必須だが、利回りは大事。格付けは参考にする程度。利回りは常に変化するのでスクリーニングにかけること。(40代/男性/会社員)

投資対象には安全性を求める、という声が多く挙がりました。

特に格付けはその銘柄に対する第三者からの評価ですから、信頼度が高く参考にしたいという人が多いのでしょう。利回り、そして格付けは安定して収入が得られるのか?という判断材料になりますから、利益を求めるのなら自然と重視する項目になるのかもしれません。

気になるのは、運用をしていけるのかどうか!

2位は「不動産の物件情報」、次いで「J-REITの種類」となりました。
・不動産自体の物件情報が、魅力的であればあるほど結果に影響すると思うからです。(20代/女性/自由業・フリーランス)

・不動産の物件情報をキッチリと把握して、そこで良い物件を探す事で銘柄選びも行えます。(40代/男性/会社員)

・不動産の物件の情報が豊富な方が今後の投資に役立つように思うから。(30代/男性/会社員)

・種類によってどのような不動産物件に投資するのか、リスクがどうなっているのかが異なるため。(40代/女性/専業主婦)

取り扱う不動産自体が資産価値のあるものなのかどうか、という点が気になる人は少なくないようです。確かに、実際に運用して利益を上げていくには不動産そのものにその地力がなければ難しいですよね。いくら運用は専門家に任せる、とはいっても赤字になるのが目に見えてわかるような不動産では心配になってしまうのでしょう。

また、J-REITそのものに重点を置くという人もいました。j-reitは「会社」ですから、それが信頼に足るかどうか、というのも投資家にとっては重要と言えるのかもしれません。

トコトン追求!欲しいものは1つだけ!?

今回の調査では、J-REITの銘柄選びとしては「利回りや格付け」が最も優先されるということがわかりました。投資家にとっては、どれくらいの利益が見込めるのかというのは最も気になる点と言えるでしょう。利回りはそれを示す数字ですし、格付けはその数字を裏付ける信頼性と言えます。

また、2位3位を選んだ人の回答の中にも利益に対する言及が多く、やはり資産運用をする上では最大の関心事だということがわかります。それに対する若干の判断基準の違いが、回答の違いを生んだだけなのかもしれませんね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年08月18日~2016年09月01日
■有効回答数:100サンプル