損失のリスクが低く利益も見込める見通しの明るい銘柄があったら、投資家なら誰もが投資したいと思うのではないでしょうか。そこで今回のアンケートではリートの公募増資においてどんな銘柄なら購入したいと考えるか、その判断基準について調査を行いました。投資家たちはどのような情報を参考にして投資銘柄を選ぶのでしょう。

株価の上昇が予測されて利益が見込める銘柄なら買い時?

集計の結果、将来的な株価の上昇が見込める場合に購入するという意見が多く寄せられました。

・やはり、そのリートの過去の実績と、将来への利益予想が妥当で、儲かりそうかという事だと思います。(40代/男性/自営業(個人事業主)

・そのときの資金と、その地域の見通しと、世界の状況より判断する(30代/男性/会社員)

・新たな開発情報や合併等の発表による活発な動きが予想された場合。(20代/女性/自営業(個人事業主)

・経済新聞で取り上げられるようなポジティブなニュースが載った時。(30代/女性/専業主婦)

・将来性と価格。いくら話題があっても将来性と価格が釣り合っていない場合は買いではない(20代/男性/自由業・フリーランス)

・その企業の株価が下がった時が買いのタイミングですが、それだけでなく先行きの業績予測を考慮して決めます。(40代/男性/会社員)

・大きく下がった後に、大きく上がる傾向があると私自身感じているため、大きく下がった際に買いと判断するケースが非常に多いです。(20代/男性/会社員)

・投資信託会社がよいという銘柄が良いです。すべて、任せきりです。(50代/男性/公務員)

・プロの専門家から「今が買いだ」という合図や指示が出たら買いだと思います。(40代/男性/無職)

公募増資のあった不動産銘柄の株価が将来的に上昇すると見込めた場合、購入を考えるという方が多いようです。その不動産銘柄がどの地域や国に建てられているか、世界の経済情勢はどうか、その銘柄に関するポジティブな情報はないか、などを総合的に見て判断するのでしょう。ただしどんな有望銘柄であっても、あまりに価格が高いと手を出しづらいみたいですね。また株価が下落した瞬間を購入タイミングだと捉える意見や、プロの判断に従うという意見もあるようです。経済の知識や投資経験で判断基準に違いがあることがうかがえます。

銘柄の将来性を見抜けるかが重要!

多くの投資家は公募増資のあった不動産銘柄が過去にどれくらいの利益を上げてきたのか、その不動産が建っている地域の経済状況や人口増加率はこれからも発展していくのか、といった点に着目して購入すべきか決めるみたいです。

また公募増資のあった銘柄の経営に携わっている企業やスポンサーの情報も大切なようです。経営状況の良好な企業が経営する銘柄なら見通しが明るく、たとえ一旦株価が下落したとしてもその後の回復が期待できるのでしょうね。とはいえ投資初心者や経済に詳しくない方であれば、自分で判断するよりも投資信託のスタッフに任せてしまったほうがリスクは少ないと言えるのかもしれません。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル