経済情勢に詳しい方や資産を増やしたいと考えている方の中には、REIT(リート)を購入して運用している方もいるでしょう。しかし投資は利益を生む時もあれば損失を生む時もあるため、どの銘柄を選ぶかが重要になってきます。そこで今回のアンケートではREITで注目したい見通しの明るい銘柄をどういった基準で選んでいるのか調査を行いました。
広い視点と深い洞察力による見通しが必要?
アンケートの結果、将来性を見込んだ意見と堅実性を優先する意見が多く集まりました。
・アジアで、若年層の人口が増加してきていて、経済発展が進んでいる国の銘柄だと、国の発展と共に不動産の需要が高まり、REITの価値が上がってきて見通しが明るそうだから。(40代/女性/その他専門職)
・大手の企業がスポンサーとなっている銘柄が堅実なように思います。(40代/女性/専業主婦)
・国家自体の経済状況が堅固で、且つその国での円安・円高に乗じて売り上げの跳ね上がるような業務を行っているところは、値が上がる可能性も高い特徴があると思う。(20代/男性/無職)
・しっかりとした戦略が見える銘柄が良いのではないでしょうか着実な企業(30代/女性/契約派遣社員)
・ホテル・旅館で組んでいるREITではないかな、現実に足りないわけだし(30代/男性/会社員)
・高齢化が進んでいるので、介護施設やデイサービスなどの施設の投資に特化している法人。(40代/女性/自営業(個人事業主)
・東京オリンピックが開催されるので、東京近辺のビルや土地などの不動産関係が 今後、需要があると思います。(20代/男性/学生)
勢いのある発展途上国の銘柄なら将来的に需要が高まると考える意見や、高齢化やオリンピック開催などを見越した不動産投資が狙い目だと考える意見が見られますね。1つの銘柄に注目するのではなく、国単位の不動産需要を把握しようとする広い視点からの意見だと言えるでしょう。
対してその銘柄がどんな企業によって経営され、どういったスポンサーによって支援されているかを重要視する意見も多く寄せられました。銘柄の不動産自体の価値とさらにその背景にある企業やスポンサーの経営状況まで計算に入れた深い洞察力がうかがえます。
リートの銘柄は将来性と堅実性がポイント!
一定の経済発展が進んでいる国の銘柄であれば、その後の経済状況や発展の方向性、予定している国家プロジェクトを参考にして不動産の需要が予測できるようです。
国全体が成長している状態であれば不動産価値も上昇しやすいと言えるのでしょうね。また経営の安定した企業やスポンサーがついた銘柄なら他の銘柄より需要が期待できるみたいです。つまり将来の発展状況を予測しやすく、経営良好な大企業やスポンサーに支援されている不動産がREITにおいて見通しの明るい銘柄だということなのでしょう。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル
【記事筆者】
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