経済に関する知識を活かした資産運用方法のひとつに不動産投資が挙げられます。しかし投資は必ずしも儲かるとは限らず、場合によっては損をしてしまうことも考えられます。そのためさまざまな情報から投資銘柄の価値やリスクを判断しなければいけません。そして投資の判断に役立つ情報の1つにJ-REIT指数があるのですが、今回はそのJ-REIT指数をどのくらいの頻度でチェックするのが適切なのか、アンケート調査を行いました。

リスクを抑えたいなら毎日チェックするのが無難!

アンケートの結果、1日に1回以上はチェックしたほうがいいという意見が多く集まりました。

・1時間に1回よりは早く。レートが下がってからでは遅いと思うので。(30代/女性/専業主婦)

・投資するなら、毎日ネットでチェックしています。月毎、年毎の指数の履歴も大事だと思います。(40代/女性/自営業(個人事業主)

・毎日必要と思われます。J-REITは景気影響を受けやすく、株価、為替とも連動するため、多大な損失を被るリスクを織り込んで投資するものだからと考えます。(30代/男性/パートアルバイト)

・30分に1回は少なくともチェックした方がいいと思います。 どう動くか分からないので、余裕あればもっと頻繁に見れたら尚いいと思います。(30代/女性/専業主婦)

・一週間に一回。週に一回はチェックしておけば、ある程度次の週の見通しも立って安心だから。(20代/女性/会社員)

・週に1回が良いと思う。住宅・オフィスなどカテゴリー別の指数を定期的にチェックしていれば、投資タイミングが掴めるようになるから。(40代/男性/会社員)

・1年に1度ぐらいでよいと思います。不動産は景気に連動しますが、急に激しく変動することがないからです。(40代/男性/会社員)

・全くチェックしていません。すべて、投資信託会社にまかせっきりです。(50代/男性/公務員)

損失時のリスクを考えると毎日チェックしたほうが安全ということなのでしょう。チェックの頻度が高ければ高いほど安全性は高まるようです。一方で週に1回程度のチェックで充分と考える意見も見られますね。アンケート文の内容から、ある程度の投資経験を持つ方からの意見のように見受けられます。年に1回のチェックでよいという長期的な視点の方や、プロに任せて自分ではチェックしないという方まで、スタイルはそれぞれのようです。

投資経験やスタイルでチェックタイミングは変わる?

株価や為替と連動するJ-REITは景気の影響を受けやすいため、J-REIT指数を細かくチェックする必要があるみたいですね。1時間ごとのチェックを勧める意見や、30分ごとにチェックしたほうがいいという意見があることからも、なるべく頻繁にチェックすることがリスク管理に繋がるのでしょう。

しかし、経済情勢や不動産投資に詳しい方なら週に1回程度のチェックで見通しが立てられるのかもしれません。また不動産投資では銘柄の価値があまり大きく変動しないので、景気の細かな変動はあまり気にしないという考えの方もいるようです。知識に自信のない方なら投資信託のスタッフに一任するというのもひとつの手段みたいですね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年09月14日~2016年09月28日
■有効回答数:100サンプル