どの投資にも失敗はついてまわるものですが、投資をするならできるだけ成功させたいのがほとんどの投資家の本音ではないでしょうか。不動産投資は税金対策などができるので多くの人の間で一般的になった資産運用方法ですが、中には失敗してしまう人もいるのが現実です。なぜ失敗したのかの根本的な理由を考えて、2度と失敗しないようにするにはどうしたら良いか、アンケートを通して探っていきましょう!

多様な側面から投資について考える必要がある

アンケートによると、投資をする前の段階でのリスク管理の低さと、投資後の運営の仕方に根源的な失敗理由があるという結果になりました。

 

・リスクについての考慮が欠けている、または軽視していることが多い場合。(30代/男性/自営業(個人事業主))

 
・余剰金ではなくて、生活費などまともなお金で無理をしてしまったこと。(50代/女性/専業主婦)

 
・不動産に対する勉強不足だと思います。また、理想は現地現物で投資対象の物件を確認しないとダメだと思います。(30代/男性/会社員)

 
・周辺環境と該当の不動産とのミスマッチ。例えば、家族が多い街なのにワンルームの不動産に投資した、など。(20代/女性/専業主婦)

 

・1か所だけ投資しているとかなりまずいので、分散投資を心がける必要があると思います。(40代/男性/会社員)

 
・不動産の価値の変動を正確に把握できず、古い価値観に囚われて取引のタイミングを誤ってしまったため。(30代/男性/会社員)

 
・価値が上がらない不動産を売却することなく持ち続けていることだと思います。(60代/男性/自営業(個人事業主))

 

投資に必ずと言っていいほどついてまわるリスクを、うまく把握できなかったために失敗するという意見が多く聞かれました。不動産には他の投資にはない特有のリスクがあることをまず知っておく必要があるということがアンケートからは分かりました。

不動産投資はあくまでも投資であり生活費を削ってまで行うものではないという指摘や、賃貸経営だけではなく売却で利益を出すキャピタルゲインもきちんと選択肢に入れるべきという意見もあり、不動産投資を始めるのにも成功させるのにも諸問題を解決する術を持っている必要があるようです。

不動産投資にはバランスが重要!

不動産投資は景気に大きく左右される資産運用方法なので、常に市場の動向を観察する必要があります。

価値が下がる前に売却したり、分散投資をして持っている全不動産の価値が失われる事態を回避したりというリスク管理が重要になってくるので「情報」や「決断力」が投資を失敗させないキーワードになるのかもしれません。いずれにせよ1つの物件に人生のすべてを賭けるのではなく、広く浅く投資をすると大きな損を回避できるのではないでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル