好景気と言われながら、会社員の給料はあまり上がっていないとも言われてていますよね。

そんな時代に収入を伸ばしたいならば自分で副業を起こしたいと考える人もいるでしょう。その中でも比較的ポピュラーなものの一つにアパート経営があります。それでも初心者には中々儲かる儲からないの見極めは難しい物。そこでアパート経営をする時に成功、失敗を決める一番大きな要素はなんであるか、100人に聞いてみました!

※1番多い「その他」の回答を除く

人が出て行っても立地が良ければすぐに住人が入る

一番多くの回答を得たのは立地条件で84票でした。
※2番目に多かった「その他」の回答は除いています

・立地条件の良い物件は、空きが出てもすぐに入居されるので、利益につながると思います。(50代/男性/自由業・フリーランス)

・駅近くが条件です。アパートには若い人が入居する可能性が高い為便利な所を好む傾向があります。(60代/男性/無職)

・立地条件は経営において重要な点であると考える。駅から近い、学校が近い、職場が近いなどは、アパートを決める上で大切な要素となりうると考えられるからだ。(20代/男性/学生)

アパートは比較的に学生など若い人が利用するので、立地が重要という意見が多く挙がりました。

立地が良ければ入れ替わりがあっても空き家になることは少なく、経営上でのリスクも減らせると言えそうです。短期間で住人が入れ替わることを前提にアパート経営は考えなければいけないのでしょうね。

経営を考えると、初期投資は抑えめに

次いで多かったのは初期費用の抑制で6票です。

・初期費用を抑えれば、その分、家賃を下げられる、家賃が下がれば空き部屋も無くなるでしょう。(40代/男性/会社員)

・ローンの支払い等を考えると、初期費用を以下に抑えるかは重要だと思う。(30代/男性/会社員)

・初期の投資金額が少なければ空室率が多少上がってもペイ出来ると思う。(40代/男性/無職)

物件を建てたり、購入したりすると気に必要な初期費用もアパートの経営に重要なファクターと考える人がいました。

初期投資の分の回収に非常に時間がかかるのでは、その間に赤字があった場合に物件を手放さざるをえないこともあるでしょう。キャシュフローを考えると初期投資の抑制は大家はよく考えなければいけないと言えそうです。

デザインが変わった家は思わず住みたくなる?

三番目に多かったのは物件のデザイン性という意見で4票でした。

・最近はデザイン重視の方がおおいので、いいかもしれません。長くもつかどうかが心配ですが。(40代/男性/会社員)

・アパート経営物件において儲かる・儲からないの決めては物件のデザイン性です。(50代/男性/会社員)

・デザイナーズマンションのような奇抜な外観と内装は、入居者の当たり外れがあるので注意したいです。(40代/男性/会社員)

アパートが増えるに従って、入居者の目を引くにはデザインに優れたアパートも必要なのでしょう。
デザイン重視の人も増えているという意見もあり、差別化のためにもデザインを考えると良いのかもしれません。ただしデザインは奇抜すぎるのも困るので、匙加減が難しいところでしょうね。逆にいえば大家の腕の見せ所とも言えそうです。

管理費を節約し、固定費を削減。耐震性を気にする人も増えた

四番目の回答は管理費の抑制で4票、5番目は物件の耐震性で2票でした。

・ほぼすべてが必要条件だと思うが、長く経営を続けるなら、管理費はある程度抑制しないと、リターンにつながらない。(40代/男性/会社員)

・東日本大震災依頼、人々の耐震に対する考えはかなり厳しくなっていると思います。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・耐震性はけっこうお金がかかるので、これをどのように抑えるかにかかわります。(40代/男性/会社員)

管理費は毎月の固定の費用になるので、ここを削減することで大きくキャシュフローに影響しそうですね。不動産会社に任せっきりにせず自分の努力次第でも減らせそうです。耐震性も大地震以降人々の考えにのぼることが多くなったと言えそうです。こういった時流をとらえた経営、ニーズの把握こそが成功の秘訣かもしれません。

アパートに住む人間の具体的なイメージを考える

アンケートを見ると立地条件が圧倒的多数でした。アパートは学生や若者の一人暮らしが多く、マンションに比べると人の出入りが激しいといえるでしょう。その分誰にでもニーズのある駅近などに建てれば、空き部屋のリスクも減り経営を成功に導くことができると言えそうです。

そして逆に車がある家族層を想定する住居を建てるならば、立地条件より家の広さのほうが必要かもしれません。
このように具体的に住む人間の生活スタイル収入を考え、その人間にとって必要な要素をまず盛り込むことが不動産経営に必要なのではないでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100